『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(17)大阪マーヴェラス 榊原菜那 後編(前編:榊原菜那は「バレーをす…
『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(17)
大阪マーヴェラス 榊原菜那 後編
(前編:榊原菜那は「バレーをすること以外に夢がない」 大ケガからの復帰戦も、緊張を楽しさが上回った>>)
現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?

(c)古舘春一/集英社
選手写真/SVリーグ
<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>
Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?
【オポジット】
牛島若利(白鳥沢学園高校)
【アウトサイドヒッター】
木兎光太郎(梟谷学園高校)、東峰旭(烏野高校)
【ミドルブロッカー】
青根高伸(伊達工業高校)、天童覚(白鳥沢学園高校)
【セッター】
孤爪研磨(音駒高校)
【リベロ】
西谷夕(烏野高校)
「ウシワカ(牛島)は、あのパワーが魅力ですね。木兎は、セッターの赤葦(京治)との絡みが好きです。サイドのもうひとりは迷うんですが、東峰ですかね。あのネガティブさ! ネガティブなんだけど、やればすごいというギャップがいいです。
ミドルは青根。ブロックが得意なのがいいし、鉄壁なんで。もうひとりは天童。青根と違う感覚派で、両方いたらいいなと思いました。天童の読みで勝負する感じは、自分に近いかもしれません。観察はするけど、感覚で動くほうなので。
セッターは研磨。もう、見た目がとにかくかわいい(笑)。セッターうんぬんよりも、動きとかもかわいい! リベロはノヤっさん(西谷)。あの元気のよさがいいですね」
Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?
「頭に残っているのは、ノヤっさんの『背中は俺が 護ってやるぜ』ってセリフですね。その言葉はミドルの視点でも『心強いな』と思いました。ブロックに跳んでいる時、後ろを守ってくれているという信頼関係がいいなって思います」
Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?
烏野高校vs音駒高校
「粘り強く、両チームが延々と拾い続けるシーンが印象に残っていて。そういう試合は疲れるので、実際には好きなわけではないんですけど、漫画で読むのはいいですね(笑)。『決まった!』って思うボールが上がってくるところは、面白くて夢中になりました!」
【プロフィール】
榊原菜那(さかきばら・なな)
所属:大阪マーヴェラス
2002年3月7日生まれ、静岡県出身。180cm・ミドルブロッカー。小学3年で地元のスポーツ少年団に入り、バレーを始める。中学でミドルブロッカーに転向し、JOCの静岡県選抜に選ばれた。八王子実践に進み、3年時に春高バレーでベスト8に進出した。2020年、JTマーヴェラス(現大阪マーヴェラス)に入団した。