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12月5日(現地時間4日)、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズが敵地スコシアバンク・アリーナでトロント・ラプターズと対戦。試合は最後の最後までもつれる大熱戦となったが、最後は八村の劇的な3ポイントシュートで決着がついた。
この日、レイカーズはルカ・ドンチッチとマーカス・スマートを欠く布陣となったが、オースティン・リーブスが44得点と爆発。試合は第4クォーター残り41秒で120-120の同点となる。
迎えたラストポゼッション。ボールを持ったレブロン・ジェームズがトップ・オブ・ザ・キー付近でディフェンスを引きつけてキックアウトすると、左コーナーで待っていた八村へ。八村が放ったシュートは美しい放物線を描き、試合終了のブザーとともにネットを揺らした。
123-120で勝利したレイカーズ。殊勲の八村は試合後のオンコートインタビューで、興奮冷めやらぬ様子でラストプレーを振り返った。NBAの公式Xがその模様をポストしている。
「正直わからないけど……ヤバかったね。(決勝シュートを決めたことはないが)このプレーの直前に、ブロン(レブロン)が僕に言ったんだ。『俺に任せろ。(ボールは)お前のところに行くぞ』って。だから(ボールが来ると)分かってたよ」
レブロンの言葉通り、完璧なタイミングでパスを受けた八村。シュートを打つ瞬間の心境について問われると、次のように答えた。
「あのポジションにいれば、ボールが回ってくることは分かってた。だから準備はできていたよ。どうやってシュートを打つか、しっかりとイメージしていたんだ。ただイメージするだけ。僕にはそれしかないから」と、自信をのぞかせた。
この試合、八村は12得点3リバウンド1スティールを記録。エースのレブロンはこの日、連続2ケタ得点記録が1297試合でストップしたものの、8得点6リバウンドに加え、決勝アシストを含む11アシストをマークし、チームを勝利に導いた。
【動画】レブロンのアシストを受け、八村が決勝シュート