エンゼルス・レンドンが今季のMLBワースト契約トップ10入り エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は球団と契約解除の協…

エンゼルス・レンドンが今季のMLBワースト契約トップ10入り

 エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は球団と契約解除の協議を進め、現役引退する見込みだと報じられている。来季が7年総額2億4500万ドル(約380億5000万円)の最終年。米メディア「ブリーチャー・リポート」が選出した2026年のMLBワースト契約トップ10では「2位」で取り上げられている。

 レンドンはナショナルズ時代の2019年に打点王のタイトルを獲得し、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献。強打の三塁手としてエンゼルス入りした。コロナ禍で短縮シーズンだった2020年こそ自己最高の出塁率.418を記録。しかし、2021年以降は度重なる故障で出場試合は全162試合の半分以下、60にも達していない。

 同メディアは「良いことが何一つない。本当に、ひとつもないのだ」と酷評。「レンドンは2021年から2024年にかけて、球界で最も生産性の低い選手の1人だった。怪我のためわずか205試合しか出場できず、その間のrWARはたった1.7にとどまった」と指摘した。

 エンゼルス移籍後は発言や態度も度々問題視された。同メディアは「野球への無関心を公然と表明したことは、確かに空気の読めない発言だった。たとえ実際に伝えたかったことは、見方によっては立派とも言える内容だったとしても。もし彼が、誰かに少しでも歩み寄る姿勢を見せていれば、周囲の受け止め方は変わっていたかもしれない。しかし、彼はメディアと協力する道を決して選ばず、ファンと揉め事を起こしたことさえあった」と伝えた。

 7年契約最終年を前に報じられた引退報道。「左股関節の手術を受けた後、2025年のシーズンを全休した。実際に2026年にプレーすることは、以前から可能性が低いと見られており、ゴンザレス記者(ESPN)の報道でレンドンが引退する可能性が高いと言及されたことは、全く驚きではない」。“不良債権”の評価を覆すのは難しそうだ。(Full-Count編集部)