自動車レースの最高峰F1の2026年以降の国内での放送・配信権を、フジテレビが独占で獲得したことが4日、関係者への取材…

 自動車レースの最高峰F1の2026年以降の国内での放送・配信権を、フジテレビが独占で獲得したことが4日、関係者への取材で分かった。11年ぶりに地上波でのダイジェスト放送が復活する。

 関係者によると、フジは26~30年の5年間にわたり、日本国内での放送と配信に関する権利を独占的に保有する契約を締結した。26年3月開幕のシーズンは、フジが運営する動画配信サービス「FOD」や有料のCSチャンネルで全24戦の予選や決勝などをライブ中継するほか、地上波では最大5戦をダイジェストで放送するという。

 フジは、1987年にF1中継を開始。90年代にかけてのF1ブームを支える形で放送を続けてきたが、地上波では2011年シーズンをもって全戦中継を終え、ダイジェストなどの放送も15年で終了した。現在もCSでは中継を続けているが、近年はスポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」が全戦をライブ配信し、シェアを広げていた。(西田理人)