加藤は来季が4年契約の3年目となる(C)産経新聞社 日本ハムの加藤貴之が12月4日、契約更改交渉に臨み、現状維持の3億円…

加藤は来季が4年契約の3年目となる(C)産経新聞社
日本ハムの加藤貴之が12月4日、契約更改交渉に臨み、現状維持の3億円(金額は推定)でサインした。
2023年オフにFA権を行使せず4年総額12億円で残留。来季が4年契約の3年目となる。開幕ローテーション入りを果たした今季は20試合に先発登板し9勝6敗、防御率3.40。
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加藤といえば過去にマダックス完封(100球未満の完封勝利)を成し遂げたことでも知られ、制球力が持ち味。ただ今季はチーム事情で登板間隔が空いたことや、安定感にやや欠けたことから早いイニングでの継投が多く投球回数は「119」にとどまった。その結果、5年連続の規定投球回到達とはならなかった。
今季日本ハムの先発陣では自身初の沢村賞に輝いた伊藤大海を筆頭に高卒4年目シーズンとなった達孝太が8勝をマーク、4完投を含む9勝をマークした北山亘基、さらに福島蓮、細野晴希など充実の布陣となった。
開幕から故障や再調整がなく1軍で先発ローテを回りながら完走した加藤だったが、CSでは先発機会がめぐってこず、大舞台で若手に先発マウンドの座を譲る形となった。
契約更改後の会見では、先発へのこだわりを示したとされる左腕。ただ、チームでは伸び盛りの若手も多く、限られた椅子とあって、来季がプロ11年目となる加藤にとっても投球のブラッシュアップが求められる。
完全優勝を目指すチームにとっても、数少ない2016年日本一経験者である左腕の力は必要不可欠だ。今季の悔しさをバネに、来季はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。巻き返しを期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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