12月3日、大井競馬場で行われた11R・勝島王冠(S2・3歳上・ダ1800m)は、吉原寛人騎乗の1番人気、キングストン…

 12月3日、大井競馬場で行われた11R・勝島王冠(S2・3歳上・ダ1800m)は、吉原寛人騎乗の1番人気、キングストンボーイ(せん7・大井・渡邉和雄)が勝利した。3/4馬身差の2着にナンセイホワイト(牡5・大井・米田英世)、3着に2番人気のライトウォーリア(牡8・川崎・内田勝義)が入った。勝ちタイムは1:53.0(良)。

1着 キングストンボーイ
吉原寛人騎手
「(地方重賞200勝目、今のお気持ちは)無事に勝つことができ、200勝という大台に到達できて本当に嬉しく思っています。次に出てくる後輩に、抜かれないぐらいの記録をとって引退したいと思います。(達成まで)長かったので、感極まりましたね。(前走は)上手くエスコートできず、嫌な負け方になってしまいましたが、今回は調教から一段と状態が上がっていました。1800mでは一番強い馬だと思っているので、今日は“負けられない”という気持ちで臨みました。外目になりましたが、逆に詰まるよりは動きたいところで動いた方が良い馬なので、あの位置になりました。上がっていく時も抜群の手応えでした。(地方競馬重賞通算200勝を達成し、偉大な安藤勝己さんに並んだ気持ちは)まだまだ安藤勝己さんのような偉大なジョッキーの足元にも及びませんが、人柄もレース内容も技術も、全て追いつけるように、これからも精進していきたいと思います。これからまた201勝目に向けて頑張って騎乗しますので、今後とも応援よろしくお願いします。

吉原寛人騎手、地方重賞通算200勝達成…安藤勝己元騎手に並ぶ歴代最多タイ偉業

渡邉師「メモリアルに立ち会えて嬉しい」


勝島王冠・キングストンボーイと吉原寛人騎手 (C)東京シティ競馬

渡邉和雄調教師
「前走が初めての大井の内回りということで、思うような結果が出せませんでしたが、それ以外は安定して走れていたので、今日も自分の力を出せれば良い競馬をしてくれると思っていたので良かったです。いきっぷりも戻っていましたし、今日はじっくり構えて乗れましたので、直線は弾けてくれるのではと思って見ていましたが、本当にそのとおりになってくれて良かったです。間隔をしっかり空けてあげれば良い状態で使える馬なので、今日はパドックから馬の状態がかなり良いと思っていました。(鞍上の吉原騎手は地方重賞通算200勝達成)うちの厩舎の重賞勝利の半分近くは吉原ジョッキ-で勝ってもらっています。もっともっと前に(200勝が)決まると思ってずっと応援していてなかなか決まらなかったのですが、これも巡り合わせだと思うのでメモリアルに立ち会えて嬉しいですし、これからもどんどん勝ち星を重ねていって欲しいです。(次走の予定は)一応、東京大賞典にエントリーはさせていただいたのですが、まずは馬の状態を。この馬にとっては間隔がちょっと短いのでオーナーサイドと相談して決めます。寒い中、たくさんご来場いただいてありがとうございます。キングストンボーイを応援してくれたファンの方々に2連覇という強い競馬を見せられたので良かったと思います。また、これから年末に向けて大井競馬はもう1開催あります。東京大賞典にもお越しいただいて大賑わいの1年で終わらせていただきたいと思っていますので、次開催もよろしくお願いします」

キングストンボーイ 25戦6勝
(せん7・大井・渡邉和雄)
父:ドゥラメンテ
母:ダイワパッション
母父:フォーティナイナー
馬主:吉田和美
生産者:田上徹

【全着順】
1着 キングストンボーイ 吉原寛人
2着 ナンセイホワイト 安藤洋一
3着 ライトウォーリア 矢野貴之
4着 ハデスキーパー 西啓太
5着 バハルダール 藤田凌
6着 ムットクルフェ 本田正重
7着 ミックファイア 笹川翼
8着 オピニオンリーダー 桑村真明
9着 ダテノショウグン 御神本訓史
10着 ヒーローコール 山中悠希
11着 マースインディ 藤本現暉
12着 ランリョウオー 本橋孝太