汎用性が売りの28歳…2022年にUT部門でGG獲得 来季に向けたストーブリーグが過熱するなか、メジャーリーグは8日(日…

汎用性が売りの28歳…2022年にUT部門でGG獲得

 来季に向けたストーブリーグが過熱するなか、メジャーリーグは8日(日本時間9日)からウインター・ミーティングが開催される。米スポーツ局「ESPN」は「2025-26年MLBオフシーズン:トレード候補選手ランキング」とし、トレードされた場合に新チームにもたらす価値を基に順位付けを行った。3連覇を狙うドジャースは、“便利屋”を狙う可能性があるとした。

 11位に選ばれたのは、カージナルスの28歳、ブレンダン・ドノバン内野手だった。トレード確率は「75%」とされ、「カージナルスは積極的に彼を放出したいわけではないが、市場の関心は高まっている。多くの球団がセカンド、サード、あるいはレフトの選択肢として見ている」と、汎用性の高さに注目している。

 ドイツ出身のドノバンは2023年から3年連続で2桁本塁打をクリア。コンタクト能力の高さも光り、際立つのは守備だ。二塁をメインに内野全ポジションをこなし、外野両翼も平均以上をこなす。1年目の2022年にはユーティリティ部門でゴールドグラブに選ばれている。

 カージナルスは3年連続でプレーオフを逃し、今季は78勝84敗でナ・リーグ中地区4位にとどまった。ドノバン以外にも主力を放出する可能性が取り沙汰されている。記事では、ドノバンが「放出可能な選手層の中で最も優れた存在」と評価。FAまであと2年保有できることも魅力とし、「ファンが認識している以上に価値がある、堅実な勝利貢献度3.0クラスの選手」とした。

 そして、フィットする球団にはドジャース、マリナーズ、ヤンキース、レッドソックス、パイレーツ、ジャイアンツ、ロイヤルズ、ガーディアンズを候補に挙げた。地元メディア「ドジャース・ネーション」もこの記事に注目し、「ドジャースはドノバンをトレード獲得すべきだろうか」とファンに投げかけている。チームはこのオフ、便利屋のエンリケ・ヘルナンデス内野手がFAとなっている。(Full-Count編集部)