フィンリー氏はスカウトとして7度のWS制覇を経験、大谷は「いい打者だと知らなかった」 ドジャースで副主任スカウトを務めて…
フィンリー氏はスカウトとして7度のWS制覇を経験、大谷は「いい打者だと知らなかった」
ドジャースで副主任スカウトを務めているデビッド・フィンリー氏は打者・大谷翔平への驚きを隠さない。これまでスカウトとして歴代最多7度のワールドシリーズ制覇を経験している名物スカウトは、米経済誌フォーブスで「いい打者だと知らなかった」と語っている。
フィンリー氏は2012年にレッドソックスの国際スカウトとして花巻東高の大谷を追っていた。ただ、投打の二刀流ではなく、投手一本で評価していたという。フィンリー氏は「いやぁ分からないもんですね。打てることは知っていた。でもプロで打つのは高校野球で打つのとはずいぶん違う。これほどいい打者だと知らなかった」と苦笑い。大谷は2023年から2年連続本塁打王に。同誌も「もしオオタニがレッドソックスと契約していれば歴史は変わっていた。なぜなら彼らは投球に専念して打撃を断念することを望んでいたからだ」と伝えた。
2017年シーズンからドジャースへ移籍したフィンリー氏は、大谷と2024年からチームメートとなった。「どれくらいいい選手なのか分かっていた。彼は試合を変えられる選手。MVPでスーパースターというだけでなく、彼と契約したことで球団は一変した。本当にそう。ドジャースは前からいいチームだけど、とんでもない世界的なスター選手を獲得できたことは素晴らしいことだ」と大谷獲得の効果を口にする。
大谷とは交流しているようだ。「いい奴であり、とても面白い奴だ。いたずら好きだけど、とてもリスペクトをもって接する人だから、ただただ、いい奴なんだ。もちろん、球界のユニコーンでもある」。名物スカウトは、大谷の人間性も高く評価している。(Full-Count編集部)