◇国内女子◇クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージ 3日目(4日)◇宍戸ヒルズCC東コース◇6418yd…

◇国内女子◇クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージ 3日目(4日)◇宍戸ヒルズCC東コース◇6418yd(パー72)
52位から出た六車日那乃が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算6アンダーの11位で最終ラウンドに進む。初日「75」で93位の出遅れから着々と浮上。「初日は不安と緊張でうまく集中できなくて。中途半端な決断になっていたけど、2日目からキャディさんに『ここに打つね』とか言葉に出してやるようにして上手くいった」という反省を生かしている。
ルーキーとして臨んだ今季はレギュラーツアー11試合、下部ステップアップツアー14試合に出場した。レギュラーでの最高位は「ミネベアミツミレディス」の15位にとどまったが、下部では2位に2度入るなど約1250万円を稼いだ。賞金レースは3位で最終予選会(ファイナルQT)から加われるトップ10に入り、「3位になれるとは思っていなかったので、落ち込むというよりは最終ステージから挑戦できるのがラッキーだなって」と前向きに思える。
今年は5月から心機一転、新たな取り組みを始めた。これまで上田桃子や吉田優利らを指導した辻村明志コーチに習っていたが、「自分で考えられるように」と連絡を控えめにして“自立”に励んできた。「教えてもらっているのに自分で理解できていないことが多くて。やって駄目だったり、失敗したこと、良かったことを自分で気づけた方が頭の中を整理できる」。携帯のメモ機能に書きためたことを、次のラウンドに生かした。「ちょっと遠回りになるかもしれないけど、自分のことが知れて、自分なりに改善できて。それの繰り返しで学べています」
昨季実績ではQTランク36位までが6月「ニチレイレディス」後に行われる第1回リランキングまでの14試合に出場できた。“圏内”で臨む最終日は「今日を含めて全て忘れて、ただ新しい一日として。心の底からネガティブ(要素)を捨てて、一打一打やりたい」と誓った。(茨城県笠間市/石井操)