DeNAでは先発ローテーションの柱となり、活躍したケイ(C)産経新聞社 日本での活躍を足掛かりに、メジャー契約を勝ち取っ…

DeNAでは先発ローテーションの柱となり、活躍したケイ(C)産経新聞社

 日本での活躍を足掛かりに、メジャー契約を勝ち取った。

 現地時間12月3日、米スポーツ専門局『ESPN』は、今季までDeNAでプレーしたアンソニー・ケイがホワイトソックスと2年総額1200万ドル(約18億円)、3年目が相互オプションになる契約を締結したと報じた。

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 まさに好待遇でメジャーへの扉は再び開かれた。今回の契約を伝えた米専門メディア『MLB Trade Rumors』によれば、ケイは2026、27年シーズンにそれぞれ500万ドル(約7億7600万円)を獲得。契約満了後にバイアウトを行使した場合は200万ドル(約3億1000万円)、相互オプションを行使した場合には28年シーズンの年俸は1000万ドル(約15億5200万円)となるという。

 最大3年2000万ドル(約31億500万円)に及ぶ契約は、日本での実績が評価された形と言えよう。

 MLBではブルージェイズ、カブス、メッツと名門を渡り歩くも居場所を見出せず、苦心が続いていたケイだったが、先発として実績を積んだNPBでは覚醒。「日本に来て初めて、自分はリーグ屈指の速球派の投手になれた気がした」と明かす30歳は、在籍2年間で通算48試合に登板として15勝(15敗)ながら、防御率2.53、WHIP1.15と好成績をマーク。入団2年目となった25年は9勝6敗、防御率1.74、WHIP0.98とハイスタッツを記録し、先発ローテーションの柱となった。

 今オフの動向を巡っては、ソフトバンクなど複数の国内球団も獲得に興味を示していたが、米メディア『Fan Sided』のインタビューで「メジャーリーグでもう一度先発投手としてプレー出来たら最高だ」と語っていたケイは、自身の念願を叶えた形だ。

 実際、米メディア内でも日本からの“逆輸入”を果たすケイの契約は小さくない注目を集めている。『MLB Trade Rumors』は「彼が以前にMLBで何を成し遂げたかは、今回の新たな年俸契約にはほとんど影響をもたらしていない。彼は以前とは全く異なる投手であり、ホワイトソックスは、横浜での変化が、メジャーリーグに戻った時により良い結果をもたらすと確信している」と指摘。NPBでの成長が最大3年2000万ドルの契約に至った背景であると説いた。

「いかなる契約にもリスクは付き物だ。ただ、この価格帯であれば、再建途上にあるホワイトソックスにとって非難の余地は少ない。仮にケイが好投すれば、トレード交渉の材料として利用できる。逆に苦戦が続いたとしても、ホワイトソックスは1シーズンあたり500万ドルという比較的控えめな金額を失うだけだ。もちろんケイにとっては人生を変えるような契約だが、チームにとっては小規模な賭けと言える」

 果たして、日本球界で培った投球術をいかにメジャーリーグの舞台で発揮するか。ケイの投球に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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