日本野球機構(NPB)は3日、「ローソンチケットスピードアップ賞」を発表した。同賞は試合を心地よく魅力的にするためにスピ…
日本野球機構(NPB)は3日、「ローソンチケットスピードアップ賞」を発表した。
同賞は試合を心地よく魅力的にするためにスピーディーに進めた選手とチームに贈られる。
投手部門は先発で120投球回以上または救援で50投球回以上に到達した選手が対象で、無走者時に最も平均投球間隔が短かった投手。打者部門は規定打席に到達している選手が対象で、ランナーがいない時に最も相手投手の平均投球間隔が短かった打者が表彰を受ける。賞金各50万円。
【投手部門】
◆セ・リーグ松葉貴大(中日)9.8秒
「テンポ良く投球できる事は自分の武器です。来シーズンもそのテンポの良さをどんどん磨いていき、チームの勝利に貢献していきたいです」
◆パ・リーグ杉山一樹(ソフトバンク)10.8秒
「中継ぎ投手では選ばれるイメージがなかったので驚いていますが、受賞することができて本当にうれしく思っています。これからもチームの勝利のためにしっかり腕を振っていきたいと思います」
【打者部門】
◆セ・リーグ岡林勇希(中日)12.3秒
「試合前から打席に入ることを想定して、しっかり準備を積み重ねてきたことが、今回の受賞につながったと思います。これからもスピード感のある試合展開で、少しでも皆さんに気持ちよく野球を楽しんでもらえるように、全力でプレーします」
◆パ・リーグ中島大輔(楽天)12.5秒
「スピードアップの意識はあるものの、まさか一番速いとは思っていなかったのでうれしく思います。1番打者は攻撃のいいリズムを作り、チームにいい流れをもたらすのも仕事のひとつだと思っています。来シーズンも投球間隔は短く、かつ、攻撃のリズムを作れるような打席をより多くして、チームに貢献したいと思います」
また、チーム部門は、最も平均試合時間(9回試合のみ)が短かったチームに贈られる。賞金各100万円。
【チーム】
◆セ・リーグDeNA(2年ぶり)3時間3分
牧秀悟主将「今回の受賞は、選手1人1人が「きびきびとしたプレー」を徹底したことに加えて、試合運営に関わる方々の協力があっての結果だと思っています。私たちは、ファンの皆さまがワクワクしていただける熱いプレーはもちろん、イニング交代時など、普段から各選手が時間を意識した動きができたことも今回の受賞における一因であると考えています」
◆パ・リーグ西武(3年ぶり)2時間57分
奥村剛社長「今シーズン、クイックな試合進行を実現できた背景には、選手はもちろんですが、加えて、運営面を支えてくださる多くのスタッフの皆さまの力がありました」