サッカーJ1の町田ゼルビアが来年7月に青森市でキャンプを行うことが決まった。町田ゼルビアの黒田剛監督が2日、宮下宗一郎…
サッカーJ1の町田ゼルビアが来年7月に青森市でキャンプを行うことが決まった。町田ゼルビアの黒田剛監督が2日、宮下宗一郎知事を表敬訪問して表明した。期間は約1週間。県によると、Jリーグのチームが県内でキャンプをするのは、1994年に横浜マリノス(当時)が五戸町で行って以来という。
町田ゼルビアは今季の天皇杯で初優勝。黒田監督は青森山田高サッカー部監督として、同校を全国屈指の強豪校に育て上げた経歴を持つ。宮下知事は同日の定例会見で、「町田ゼルビアは日本代表の選手もいるチーム。地域との交流も深めていただいて、青森市にはサッカー少年に夢を与えるようなことを企画してほしい」と話し、「キャンプ期間中にはぜひヴァンラーレ八戸と試合をしてほしい。J1のトップチームとの対戦は盛り上がると思う」と期待した。
Jリーグはこれまで春から秋にかけて開催していたが、来年からは秋から春の「秋春制」に移行する。クラブは夏に涼しい地域でキャンプをする必要があり、県は今年度に約650万円の予算を計上してキャンプ誘致に力を入れていた。(小田邦彦、野田佑介)