国内ツアーは4日(木)開幕の男子「日本シリーズJTカップ」で2025年シーズンが閉幕する。フルフィールドの最終戦となっ…

ポイントランク50位でシード入りした都玲華の獲得賞金は2349万4500円

国内ツアーは4日(木)開幕の男子「日本シリーズJTカップ」で2025年シーズンが閉幕する。フルフィールドの最終戦となった前週の「カシオワールドオープン」で来季の賞金シード争いが完結。女子は2週前の「大王製紙エリエールレディス」で予選会行きの選手が決まった。翌年の職場を奪い合うボーダーラインには男女で金額差がある。

男子は賞金ランキング上位65人が翌年のフルシードを獲得する。今季は出場数が義務試合に達しなかったキム・ソンヒョン(韓国)を除き、ラインは66位となった。ギリギリでシードを手にした竹安俊也の獲得賞金額は1040万2373円。ランク67位の山田大晟は967万4052円で、約73万円差で敗れた。

女子は年間ポイントランキング上位50位までが出場有資格者「1.シード選手」の最上位に分類される。基準が賞金額ではないため単純比較できないが、ポイントランク50位の都玲華は賞金ランク56位で2349万4500円を手にした。なお、賞金ランク50位の天本ハルカは2588万円5217円、ポイントランクは46位で終えた。

女子はポイントレースで51位から55位の選手に来季1回目(全2回)のリランキングまでの出場権を付与する。55位で予選会行きを回避した後藤未有は2434万9808円(賞金ランク54位)だった。

賞金66位のボーダーでシードを得た竹安俊也は1040万2373円を稼いだ

男子の賞金ランキング50位の大堀裕次郎の獲得額は2000万7824円で、女子の50位の額に及ばない。年間試合数は36試合(中止されたフジサンケイレディスを除く)の女子ツアーに対し、男子は25試合と水をあけられている。その中には日本ツアーからの出場者数が制限される共催大会「ハナ銀行 インビテーショナル」、「シンハン ドンヘ オープン」も含まれる。他ツアーの選手にも多くの出場枠がある女子大会は日米共催「TOTOジャパンクラシック」のみ。

上位選手では年間女王に輝いた佐久間朱莉(2億2728万5959円)を筆頭に、女子は1億円プレーヤーが7人誕生した。男子は最終戦を残した段階で1億円到達者は金子駆大だけで、残された可能性がある蝉川泰果大岩龍一比嘉一貴堀川未来夢も優勝する以外にチャンスはない。