スポーツの力、ラグビーの力で持続可能な未来の社会づくりを目指す施策に取り組みます包括連携協定締結式には大野均ラグビー元男…

スポーツの力、ラグビーの力で持続可能な未来の社会づくりを目指す施策に取り組みます

包括連携協定締結式には大野均ラグビー元男子日本代表、山本実ラグビー女子日本代表にも参加いただきました(2025年11月28日秩父宮ラグビー場)©JRFU

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、2025年11月28日(金)秩父宮ラグビー場(東京)にて、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(会長:筒井義信、神奈川県横浜市)および一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(理事長:玉塚元一、東京都港区)と共に、持続可能な未来の社会づくりを目指す包括連携協定を締結しました。

芝生の上でプレーするラグビーは、天候や気温、グランドの芝の状態など、自然環境の影響を大きく受ける屋外スポーツです。当協会は、2024年10月に国連の「スポーツを通じた気候行動枠組み(Sports for Climate Action Framework)」に署名を行い、環境サステイナビリティ推進を宣言しました。そして、ラグビーの試合会場での CO2 排出量算定や、食用油の回収やフードドライブなど、自治体と連携した各種啓発活動等に取り組んでいます。
このたび、2027 年に旧上瀬谷通信施設(横浜市)にて開催される GREEN×EXPO 2027 のテーマ「幸せを創る明日の風景」の理念に賛同し、持続可能な社会と自然環境の実現に関する施策にラグビー界一体となって取り組み、環境サステイナビリティを推進してまいります。

右から土田雅人 日本ラグビーフットボール協会会長、筒井義信 2027年国際園芸博覧会協会会長、東海林一 ジャパンラグビーリーグワン専務理事 ©JRFU

■ 筒井義信 GREEN×EXPO 協会 会長

「地球温暖化の進行は、スポーツ界にも大きな影響を与えています。特に屋外スポーツでは熱中症への懸念が高まり、競技の存続すら危ぶまれる状況です。しかし、スポーツは老若男女を問わず楽しめるものであり、スポーツを通じて環境意識を高めることで、一人ひとりの行動変容につなげることが可能になります」

■ 土田雅人 日本ラグビーフットボール協会 会長

「ラグビーを通じて地球環境を考え、話し合い、仲間と共に課題に取り組むこと、そしてより良い未来へとボールをつないでいくことは私たちの責務であり、当協会では環境サステナビリティを、積極的に推進しております」

■ 東海林一 ジャパンラグビーリーグワン 専務理事

「環境サステナビリティの実現は大きなテーマだと感じています。なぜなら、素晴らしいラグビーができること素晴らしいラグビーを応援していただけること、すべて素晴らしい地球環境があるからこそであります。こうした想いをリーグチーム、日本ラグビー協会が共同で持ち、様々な活動で環境サステナビリティの実現を高めてまいります」

■大野均 ラグビー元男子日本代表・東芝ブレイブルーパス東京アンバサダー

「私は、子供たちにラグビーを教える機会もあるため、日頃から熱中症など気候変動の課題を肌で感じています。SNS で発信をすることで、少しでも子供たちが環境課題について興味を持つきっかけになると嬉しいですね」

■山本実 ラグビー女子日本代表・YOKOHAMA TKM 所属

「私たち日本代表は『サクラフィフティーン』という愛称があり、この桜のエンブレムを見るたびに、日本の女子ラグビーの今を築いてくれた先輩たちへの感謝と敬意を胸に、新しい未来を自らの手で切り開く気持ちで、いつも世界の舞台で戦っています」

包括連携協定の概要

連携事項

(1)持続可能な社会、自然環境の実現に関すること

(2)催事・イベントの実施に関すること

(3)次世代の啓発活動に関すること

(4)広報・プロモーション活動、機運の醸成に関すること

(5)その他、互いの事業の価値向上等に関すること

本包括連携協定に基づく具体的な取り組み

(1)「Blooming RING Action」への参加

GREEN×EXPO 2027 を応援する合言葉「We are Blooming」と応援の意を込めた「Blooming ポーズ」で撮影した写真を選手やチーム関係者が投稿することで、地球・自然・植物に寄り添い、つながり、共に生きていく思いの輪をラグビー界に広げる SNS キャンペーンの実施。各チームの環境アクションも併せて発信。

(2)ラグビーの試合会場等における GREEN×EXPO 2027 情報発信

日本代表戦の試合会場内における告知ブースの設置やプロモーション映像の紹介。地球、自然、植物とスポーツの相互関係を考える機会の創出。

(3)日本ラグビーを象徴する桜の木の植樹式実施

2026年に100周年を迎える日本ラグビーのエンブレムである桜をGREEN×EXPO 2027会場となる旧上瀬谷通信施設(横浜市)敷地内に植樹するレガシープログラムの実施(2026 年度実施予定)。

 

GREEN×EXPO2027公式マスコットキャラクターのトゥンクトゥンク(中央)と日本ラグビーフットボール協会公式マスコットのレンジー ©JRFU

GREEN×EXPO 2027 開催概要

名称:2027年国際園芸博覧会(International Horticultural Expo 2027, Yokohama, Japan)

正式略称:GREEN×EXPO 2027 (グリーンエキスポニーゼロニーナナ)

開催場所:神奈川県横浜市

開催時期:2027年3月19日(金)〜2027年9月26日(日)

テーマ:幸せを創る明日の風景 ~Scenery of the Future for Happiness~

博覧会区域:約100ha(内、会場区域80ha)

クラス:A1(最上位)クラス(AIPH 承認+BIE 認定)

参加者人数:1,500万人(有料来場者数:1,000万人以上)

 

GREEN×EXPO2027 公式サイト:https://expo2027yokohama.or.jp/

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部