支援はこちらから:https://anyteam.jp/project/274
 

なでしこジャパンが世界の頂点に立ってから14年──

日本の女子サッカーが、もう一度“世界女王”に返り咲くためには、次の世代が若いうちから世界基準に触れ、挑戦できる環境が欠かせません。しかし、その未来を担う少女たちが、住む地域によって機会を奪われつつあります。
 

こうした課題を前に、なでしこジャパンとして長年世界の舞台で戦ってきた熊谷紗希さんが立ち上がり、「SAKI KUMAGAI WORLD CHALLENGE 2026 LONDON なでしこU12トライアル」が開催されます。
 

大会公式ページ:https://4v4.jp/2025/world_challenge
 

地域格差が生む“見えない壁”──才能が挑戦を諦める前に

日本中には、高いポテンシャルを持ちながら環境に阻まれ、挑戦へ踏み出せない女子選手が少なくありません。遠征にかかる費用、移動の負担、情報が届きにくい地域…。とくに小学生年代では、これらの要素がそのまま「挑戦できない理由」になってしまいます。本大会は、地域に埋もれてしまう原石を見つけ出し、どこに住んでいても挑戦できる舞台を用意することを目指しています。
 

4v4が引き出す本当の実力 熊谷さんらがプレーを直接チェック

試合は、4人制サッカー「4v4」で実施されます。通常の11人制よりも一人あたりのボールタッチが増え、判断の速さや技術が顕著に表れるのが特徴です。熊谷さんをはじめ、現役選手や女子サッカー界を牽引してきたレジェンドたちが審査を担当し、選手たちのプレーを細かく見極めながら優秀選手6名を選抜します。
 

選ばれた少女には、「SAKI KUMAGAI WORLD CHALLENGE 2026 LONDON」最終選考への参加権や、「4v4 JAPAN CUP 2025 RESPECT YOU , au」への出場権が与えられます。
 

支援先は“移動費”──たった一つの課題が未来を止めてしまうから

今回のクラウドファンディングの目的は、地方から参加したい選手の「移動費」をサポートすることです。大会への意欲があっても、交通費の捻出が難しい家庭は少なくありません。
 

豪華な環境を整えるのではなく、「移動」というもっとも現実的で大きな壁を取り除くことこそ、少女たちの選択肢を広げるために必要な支援です。わずかな金額でも、「応援してくれている人がいる」という実感が、少女たちの背中を力強く押してくれます。
 

“いつまで・どれだけ”を支援できるのか

本クラウドファンディングは 12月25日 23:59まで 支援を受け付けています。目標金額は 50万円。集まった資金はすべて、地方選手の移動費補助として大切に使われます。少女たちが「行きたかったけれど行けなかった」という状況をなくし、世界に挑む入り口に立てるようにするための仕組みです。
 

支援はこちらから:https://anyteam.jp/project/274
 

なでしこケアの願い──女子サッカーを“文化”に育てたい

主催する一般社団法人なでしこケアは、「女子サッカーを文化に。」という理念のもと、競技力の向上だけでなく、人間的な成長を育む活動を続けています。ピッチ外での経験や人とのつながりを重視し、どんな環境に住んでいても挑戦できる未来を描いています。
 

今回のクラウドファンディングは、その理念を具体的な形にするための大切な試みであり、次世代のなでしこを支える重要な一歩です。
 

あなたの一歩が、少女たちの挑戦を支えます

“挑戦したくてもできない”状況を変えるためには、一人ひとりの力が欠かせません。あなたの支援が、誰かの人生にとって最初の大きな一歩になります。
 

未来のなでしこが世界へ踏み出す瞬間を、一緒に後押ししていきませんか。
 

【一般社団法人なでしこケア】https://nadecare.jp/
 

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部