全日本大学野球連盟は2日、都内で理事会を開き、大学日本代表の新監督に関西国際大の鈴木英之監督(58)を選任した。任期は2…

全日本大学野球連盟は2日、都内で理事会を開き、大学日本代表の新監督に関西国際大の鈴木英之監督(58)を選任した。任期は2年。23年から指揮した慶大・堀井哲也監督(63)は任期満了で退任した。

鈴木監督はPL学園(大阪)-駒大-神戸製鋼で活躍し、99年からは同社野球部監督を務めた。監督在籍4年間で都市対抗2回、日本選手権大会4回出場へと導き、03年から関西国際大野球部監督に就任。同大を指揮するかたわら過去に3度にわたり大学日本代表のコーチを務めた豊富な経験から、監督会から推薦を受ける形で監督に選ばれた。

またコーチには杏林大・溝口智成監督(58)、法大・大島公一監督(58)、筑波大・川村卓(たかし)監督(55)が選任された。

◆鈴木英之(すずき・ひでゆき)1967年(昭42)3月8日、大阪府生まれ。PL学園(大阪)では背番号15でベンチ入りした2年夏に全国制覇。正中堅手の3年春夏は甲子園準優勝。駒大では4度のリーグ優勝を経験し、4年秋には首位打者を獲得した。社会人野球の神戸製鋼に進み、監督も務めた。03年から関西国際大監督に就任し、同大学の経営学部経営学科准教授も務めている。