現地11月30日にプレミアリーグの第13節が行われ、クリスタル・パレスはホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した…

 現地11月30日にプレミアリーグの第13節が行われ、クリスタル・パレスはホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。1−2の逆転負けを喫した中でも、サッカー日本代表MF鎌田大地が圧巻のプレーを披露して拍手喝采を浴びている。

 ミッドウィークに敵地でヨーロッパリーグ(EL)を戦い、中2日で迎えた本拠地セルハースト・パークでの一戦。9月、10月と2カ月連続でクラブの月間MVPに選出されるなど好調を維持する鎌田は、3―4−2−1の中盤に入り、21歳のMFアダム・ウォートンとダブルボランチを組んだ。

 その鎌田がスタンドを沸かせる。立ち上がり、中盤の低い位置でブラジル代表MFカゼミーロの縦パスをカットして攻撃に繋げると、前半19分には中盤の混戦でタイミング良く身体を入れ、コートジボワール代表MFアマド・ディアロを吹き飛ばしてボールを奪取。すぐさまドリブルで持ち上がり、右サイドのスペースへ鋭いロングレンジのスルーパスを供給した。

 このプレーで割れんばかりの拍手を受けた鎌田は、前半24分にはセンターバックからの縦パスをダイレクトでウォートンにはたいて相手のプレスを空転。ゴール前まで駆け上がり、イスマイラ・サールからのグラウンダーのクロスに合わせて右足ダイレクトシュートを放った。

 2つのシーンとも得点にはならなかったが、自らボールを奪い、攻撃を組み立て、フィニッシュにも絡むハイパフォーマンスを見せた。

■「これはクリスタルキング鎌田」

 敗戦でも存在感を発揮した鎌田の出色のプレーシーンに対して、SNS上には「かっこいいんだよなぁ タックルの後の動きが早くて無駄がない」「うま、つよ プレミアでこれやってんの萌えルゥ」「鎌田がずっと上手い。守備貢献高すぎるし、よく周り見えてるし。ウォートンとの相性抜群」「全部がハイレベルで、あのユナイテッド相手でも一切ひるまないのが本当に痺れる」の声。さらに「まじで鎌田キングだなw」「これはクリスタルキング鎌田」のコメントも寄せられた。

 鎌田は1−2とされた後の後半40分に交代した。過密日程の中で疲労感も見えた試合でチームはリーグ戦で4試合ぶりの敗戦を喫したが、鎌田のコンディションは問題なし。12月も好調を維持して「クリスタルキング」としてチームを引っ張ってくれそうだ。

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