卓球の「ITTF混合団体ワールドカップ(W杯)2025」は、2日に第1ステージ第3戦が中国・成都で行われ、グループ2に入…
卓球の「ITTF混合団体ワールドカップ(W杯)2025」は、2日に第1ステージ第3戦が中国・成都で行われ、グループ2に入った日本はクロアチアと対戦。ゲームカウント8-2で勝利し、開幕3連勝で首位通過を決めた。
国際卓球連盟(ITTF)の公式サイトがこの試合を振り返り、鍵を握った第2試合の攻防について言及している。
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■ストレート勝ちで兄・智和へ繋ぐ
日本はオーストラリア、インドに勝利を収め、グループ2の首位通過をかけてクロアチア戦に臨んだ。第1マッチの混合ダブルスでは、戸上隼輔(井村屋グループ)と早田ひな(日本生命)のペアが、アイバー・バン/ハナ・アラポビッチ組を2-1で下して先勝。続く女子シングルスでは、張本美和(木下グループ)が“エース”として起用された。
相手は世界ランキング63位のレア・ラコバッツ。張本美は第1ゲームから両ハンドを巧みに使い分ける攻撃で主導権を握り、11-2と圧倒。第2ゲーム以降は、ラコバッツがミドル攻撃や変化を加えたサービスで応戦したが、張本美は第3ゲーム中盤にYGサービスを巧みに使って主導権を握り返し、3-0のストレート勝利。兄の張本智和(トヨタ自動車)へとバトンを繋いだ。
ITTF公式サイトはこの女子シングルスの試合について、「ハリモトの3-0勝利を印象深くしたのは、ラコバッツのプレーの質の高さだった」とコメント。さらに、「ラコバッツは終始、鋭くハイレベルな卓球を展開し、ハリモトとのスリリングなラリーの応酬は、観客を大いに沸かせた」と、試合内容を高く評価した。
張本美はその後、大藤沙月(ミキハウス)と組んだ女子ダブルスにも出場し、第1ゲームを11-8で制して勝利に貢献。日本の首位通過の立役者となった。
混合団体が2028年ロサンゼルス五輪の正式種目に採用されたことで、注目度が一層高まる今大会。第1ステージでシングルス、ダブルスに奮闘した張本美が、強豪との対戦が続く第2ステージ以降にどのような活躍を見せるのか。今後にも注目が集まる。
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