ドジャースのベリンジャー獲得の動きに専門メディアが忠告した(C)Getty Images 今オフに外野手の補強を目指すと…

ドジャースのベリンジャー獲得の動きに専門メディアが忠告した(C)Getty Images
今オフに外野手の補強を目指すとされるドジャースが、ヤンキースからFAとなったコディ・ベリンジャーの獲得も視野に入れているという。
米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者によれば「ヤンキースは引き続きベリンジャーを最優先のターゲットとしており、加えてフィリーズとドジャースの両チームも水面下で動いている」という。
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30歳のベリンジャーは今季、152試合で打率.272、29本塁打、98打点、OPS .813の成績を残した。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は「彼は優れた運動能力を持ち、複数のポジションで高い守備スキルを持っている。外野と一塁の間で切り替えてプレーできる能力は、彼の獲得を検討しているチームで非常に際立った多才さをもたらす」と記した。
また、ドジャースで再びプレーする可能性については、「それだけの価値が認められた場合に限って意味を成すだろう。ベリンジャーと5年か6年の契約を結ぶことは、必ずしも好ましいことではないかもしれない。ベリンジャーがチームにもたらすプラス面は大きいが、彼の実績はやや不安定だ」と忠告した。
記事では「彼の打撃におけるパワーは、ドジャース時代のかつての姿とは似ていない。過去の身体的な問題の副産物であれ、打撃哲学の変更であれ、ベリンジャーは三振を減らしてボールをフェアゾーンに入れることと引き換えに、本塁打を打つ能力の一部を犠牲にした」と分析。
ドジャース時代の2017年には39本塁打、19年には47本塁打をマークし、この年はMVPを獲得している。その後はケガの影響もあり打撃が低迷し、ドジャース退団後の23年以降は三振数が100を切っているものの、本塁打数は少なくなってきている。それでも昨季はヤンキースで29本塁打を記録しており、十分な戦力になり得る選手だ。
同メディアは「ベリンジャーの獲得が真剣であるならば、金額と年数(契約内容)が理にかなっていることが必須条件となるだろう」と、もしドジャースが獲得に動くなら、どんな条件でアプローチするのか気になるところだ。
ヤンキースと再契約か、あるいは他球団へ移籍か。ベリンジャーを巡る動向に注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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