プロ野球・日本ハムの山崎福也投手(33)が1日、札幌市の北大病院を訪れ、小児がんなどの治療で入院生活を送る子どもたちを…

 プロ野球・日本ハムの山崎福也投手(33)が1日、札幌市の北大病院を訪れ、小児がんなどの治療で入院生活を送る子どもたちを励ました。

 北大病院によると、2週間から約半年の長期入院中の0歳から高校1年生の子ども18人のほか、保護者や医療関係者約60人が参加した。

 山崎投手は中学3年生だった2008年3月に北大病院で脳腫瘍(しゅよう)の手術を受けた。トークショーでは、当時、高校野球の強豪、日大三高(東京)への進学が決まっていたことに触れ、「何でこんな病気にならないといけないんだと思った」と、複雑だった心境を振り返った。

 主治医からは「生存率は1割に届かないかも」といわれたが、約6時間の難手術に耐えた。全身麻酔から目を覚ますと、主治医から「(腫瘍(しゅよう)は)全部取った。野球ができるよ」と伝えられ、「野球ができるんだと、本当にうれしかったことは覚えている」と話した。

 質問コーナーでは、山崎投手が打撃が得意なことを踏まえ、「セ・パ交流戦で本塁打を打って欲しい」とお願いされた。2027年シーズンからはセ・リーグも指名打者(DH)制が導入されるため、交流戦で投手が打席に立つのは来季で見納めの可能性が高い。山崎投手は「打席に立つと、プロの球ってこんなに速いんだと感じる」と苦笑いを浮かべつつ、「来季が(打席に立つ)最後の機会になるので、何とか本塁打を打てるように頑張りたい」と力を込めた。

 会場には医療用チューブにつながった子どもたちの姿もあった。山崎投手は「(入院時は)自分も何本ものチューブにつながれていた。入院着も当時と同じだった」と振り返った。そのうえで、「しっかり治すんだという強い気持ちで(病気に)立ち向かって欲しい。自分は(病気を経験してから)何事も前向きにという気持ちになった」と激励した。(鷹見正之)