三笘も所属するブライトンの投稿が波紋を広げている(C)Getty Images 何気ない投稿が国際的な“炎上騒動”に発展…

三笘も所属するブライトンの投稿が波紋を広げている(C)Getty Images
何気ない投稿が国際的な“炎上騒動”に発展した。
物議を醸しているのは、日本代表MF三笘薫が所属するプレミアリーグのブライトンが発信したSNS投稿だ。
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同クラブはプレミアリーグ・クリスマス・トゥルース・トーナメント(第1次世界大戦中のクリスマスに休戦したことを記念する大会)の開催を祝し、アカデミーチームの公式Xにおいて、旧日本陸軍兵士がプリントされたボードを手にする三笘とアカデミー選手の2ショット写真を発信。これがプレミアリーグファンも少なくない中国側の大ヒンシュクを買う形となった。
事態を重く見たクラブは即座に投稿を削除。公式サイト上で「最近の投稿でアカデミーのプレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントへの参加について触れたことにより、中国で生じたあらゆる不快感に対して、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。さらに「私たちは中国のファンの皆様をとても大切に思っており、決して不快感を与える意図はありませんでした」と釈明した。
もっとも、クラブの謝罪を受けてもなお、中国側の怒りは収まる気配がない。ネットメディア『網易』は、「何よりも言語道断なのは、ブライトンが一切不適切な行動であったことを認識せず、プラカードを持っている写真を公式ウェブサイトにも掲載したことだ」とクラブの責任を追及。事態は悪化の一途を辿っている感すらある。
そうした中で、英国内でも小さくない問題としてクローズアップされている。国内屈指のネットワークを誇る公共放送『BBC』は、ブライトンのクラブ関係者による見解として、「一連の問題は純粋なミスであった」と断定。中国側の反応とは裏腹の認識を伝えている。
「クラブも、そしてプレミアリーグ側も世間で起きた論争を認識していなかった。また、今回の教育プロジェクトを共同開催しているリーグ側は、この活動に関わった具体的な人物について把握していなかったとみられている」
果たしてBBCの主張は、怒れる中国側に届くのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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