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12月1日、台湾の新荘体育館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選Window1」日本代表(FIBAランキング22位)vsチャイニーズ・タイペイ代表(同67位)が開催。日本が80-73で勝利し、ホーム&アウェーの開幕2連戦で2連勝を飾った。
トム・ホーバスHC率いる日本は、ホームで勝利した11月28日のチャイニーズ・タイペイ戦と同じ齋藤拓実、西田優大、馬場雄大、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソンを先発起用。試合序盤は、第1戦とは打って変わって強度高く入ってきた相手に押される展開となり、第1戦から警戒していたリンティンチェンとチェンエンチュンの3連続スリーで0-9のランを作られた。それでも、開始3分に西田の長距離砲で初得点を挙げると、ビハインドの展開が続く中、齋藤、富永啓生、渡邊雄太が2ポイントで応戦。ファウルが込む相手に対しフリースローでも得点を重ね、17-22で最初の10分を終えた。
5点ビハインドで迎えた第2クォーターは、一転して日本のファウルがかさむ重い立ち上がり。それでも、西田が鋭いドライブに3ポイントと、内外から得点を重ねてチームをけん引。同残り3分に渡邊雄太のミドルジャンパーで追いつき、原修太のスリーで逆転に成功すると、さらに原のスティールからの速攻で一気呵成。齋藤とホーキンソンの連係プレーも光り、6点リードの42-36で折り返した。
ハーフタイム明けの第3クォーターは、先手こそとったものの、大歓声を受けるチャイニーズ・タイペイも強度高く応戦。日本は追い上げられるなかベンチテクニカルファウルもあるなど苦しい時間が続き、同残り6分以降は3-11と劣勢に。第3クォーター終了時点で57-57の同点とされた。
勝負の第4クォーターは、スタートからコートに立った富樫勇樹が3点プレーで先行する好発進。長らく日本をけん引してきた富樫は、その後も相手に流れが傾きかけたところで得点を重ね、試合を通してポイントゲッターとなってきた西田と渡邊雄太も要所で加点した。残り4分には馬場が相手のスローインをスティールし、この試合最大となる12点リードまで拡大。最後は時計を進めながら、追い上げを振りきった。
個人スタッツでは、ジョシュ・ホーキンソンが40分間フル出場し、10得点11リバウンド2アシスト2ブロックと攻守両面で獅子奮迅の大活躍。渡邊雄太も37分のプレータイムで14得点9リバウンド4ブロックと日本を支え、西田優大が3ポイント4本の成功を含むチーム最多21得点をマークした。
日本はWindow1でチャイニーズ・タイペイに2連勝しグループB暫定首位に。来年2月と3月に開催されるWindow2では、ホームの沖縄サントリーアリーナで中国代表(同27位)、韓国代表(同56位)と対戦する。
■試合速報
チャイニーズ・タイペイ 73-80 日本
TPE|22|14|21|16|=73
JPN|17|25|15|23|=80
■グループB順位表
1位 2勝0敗(+33) 日本
2位 2勝0敗(+18) 韓国
3位 0勝2敗(-18) 中国
4位 0勝2敗(-33) チャイニーズ・タイペイ