東北高校の硬式野球部前監督で、元プロ野球巨人の内野手、佐藤洋(さとう・ひろし)さんが11月27日、急性大動脈解離のため…

 東北高校の硬式野球部前監督で、元プロ野球巨人の内野手、佐藤洋(さとう・ひろし)さんが11月27日、急性大動脈解離のため、さいたま市の病院で亡くなった。63歳だった。巨人が発表した。

 佐藤さんは宮城県出身。東北高校から社会人を経て、巨人でプレーした。2022年からは母校の硬式野球部監督に。「野球を子どもたちに返す」をモットーに、部員の自主性を重んじて指導にあたった。

 丸刈りをやめ、アップ中にはスピーカーから部員の好きな音楽をかけた。練習着も自由で、練習メニューも与えないなど、指導法はユニークだった。22年秋の宮城県大会で仙台育英を破って優勝し、同年の東北大会でも準優勝。23年には、12年ぶりの選抜へ導いた。

 最後の公式戦での指揮となった今夏の宮城大会では、準々決勝で2―3で仙台育英に惜敗。試合後には「野球は子どもたちのためにある。当事者が中心にいないと成長できない」と語っていた。(三村悠)