ポルトガル1部のスポルティングに所属するサッカー日本代表MF守田英正が、神業“ダブルタッチ股抜き”パスで、今季初アシス…

 ポルトガル1部のスポルティングに所属するサッカー日本代表MF守田英正が、神業“ダブルタッチ股抜き”パスで、今季初アシストを記録した。

 現地11月30日に行われたポルトガルリーグ第12節で、2位のスポルティングは本拠地で13位のエストレラと対戦。今季の守田は、怪我とコンディション不良、そしてライバル選手の台頭などでチーム内の序列低下が指摘されているが、12節ではダブルボランチの一角としてリーグ戦4試合ぶりのスタメン出場を果たした。

 スポルティングは、前半7分と前半11分に立て続けに得点。さらに前半25分に3点目を決めてリードを広げた。

 迎えた後半9分、守田が魅せる。中盤の低い位置でボールを左に展開した守田は立ち止まらずに前線に駆け上がり、相手DFラインの手前でリターンパスを受ける。すると、「右足→左足」での高速ダブルタッチでタイミングをずらし、目の前にいたCBの股の間を抜いてFWルイス・スアレスへラストパスを通した。

 守田の技術とアイディアの詰まった神業パスによって完全にフリーとなったスアレスは、GKとの1対1をなんなく制してゴールネットを揺らして4-0。ゴール直後、チームメイトたちはゴールを決めたスアレスではなく、守田の元へと駆け寄った。

■「芸術すぎて言葉失った…」

 守田は今季初アシストをマーク。SNS上には「うっっっま。笑」「なにこれ!?すご」「うますぎるて」「あの狭いスペースでダブルタッチ→股抜きスルーパスとか、芸術すぎて言葉失った…」と脱帽の声が次々と寄せられ、そして「守田帰って来たのはデカい!」「早く代表でのプレーが見たいっす」などの声も寄せられた。

 守田は現在30歳。森保ジャパンの心臓としてワールドカップ最終予選で大活躍したが、今年3月のサウジアラビア戦で怪我のため離脱して以降、招集メンバー外が続いている。その間に佐野海舟を筆頭に新戦力が台頭し、不動と言われていた日本代表での地位も揺らいでいる。だが、ワールドカップのメンバー発表まで、まだ半年ある。この芸術的アシストから守田の逆襲が始まりそうだ。

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