<浦和学院7-0山村学園、鶴岡東8−7山村学園、浦和学院3−0鶴岡東> 30日◇練習試合◇ 浦和学院グラウンド 11月3…

<浦和学院7-0山村学園、鶴岡東8−7山村学園、浦和学院3−0鶴岡東> 30日◇練習試合◇ 浦和学院グラウンド

 11月30日、高校野球は今シーズン最後の対外試合となる。関東大会ベスト8の浦和学院は埼玉の強豪・山村学園、秋季東北大会出場の鶴岡東と練習試合を行った。

 まず午前9時からの第1試合は浦和学院vs山村学園と埼玉の強豪校同士の対決となった。

 来年を見据えて両校は多くの1年生を起用していた。浦和学院の1年は鶴岡東戦で好投した佐々木蓮也投手の力量が抜けているが、それ以外にも期待の1年生が多い。

 第1試合の山村学園戦で先発した下山斗真投手が7回途中まで無失点の好投。直球は常時120キロ後半の速球と決して速くないが、緩いカーブの使い方がうまい。山村学園の打者はスイングが強い。だが、打たされる形になり、凡フライ、引っ掛けたゴロが多い。

 下山は直近の練習試合では好投を重ね、新潟明訓との練習試合で7回無失点に抑えている。着実に階段を登っている。浦和学院の1年生投手では、鶴岡東戦の8回に登板した星 遥希投手は130キロ中盤の速球、スライダーを丁寧に投げ分ける本格派右腕で、来春以降の活躍に期待がかかる。

 打線では1年ショートの町田 涼真内野手がライトへ本塁打、サードの泉原南琉内野手も好守備を披露していた。鶴岡東戦では佐々木とバッテリーを組んだ江隈 大翔捕手は次チームの正捕手候補として起用されることが多い。ストッピング、リードなどしっかりとこなしており、春以降は正捕手・内藤蒼がマスクを被らない時は起用されることも多くなりそうだ。

 投打ともに浦和学院は1年生も人材が揃っており、層の厚さを実感する。

 敗れた山村学園も光る1年生たちがいた。7番ショートの守屋建汰内野手はセカンドに転向した県内屈指の好打者・畠山明祈内野手(2年)と二遊間を組み、軽快なフットワークを披露。浦和学院戦では二塁打、続く鶴岡東戦では三塁打を記録した。今年は遊撃手がいないこともあり、急遽外野だった守屋を遊撃へ転向させたという。

 岡野監督は「だいぶショートらしくなってきた」と守屋の成長に目を細める。

 1年春からベンチ入りし、公式戦を経験している島本 琥聖投手は4回から3番手として登板。4回は満塁のピンチを抑え、5回は本塁打を打たれ、1失点を喫したが、常時130キロ中盤・最速137キロのストレートは伸びがあり、指にかかったときはネット裏でも、しっかりとスピンがかかっているのが分かる。そして鶴岡東戦も8回裏から登板し、三者凡退に抑える好投を見せた。

 島本はこの日の投球について、直球を鍛えていて、この日はコーチと相談してストレートで勝負することを決めた。良い直球が投げられたと思う」と手応えを感じていた。

 岡野監督は「この冬でしっかりと体を作って、レベルアップさせていきたい。春には浦和学院さんなど強豪校に勝てる投手になってほしいですね」と期待を込めていた。

 鶴岡東は前チームのベンチ入り選手が全員3年生で、この秋は大きくチームが入れ替わった。それでも県大会に優勝。2試合ともスタメン起用された滝沢 結稀内野手は期待の1年生サード。ガッシリとした体格を活かした強打が魅力で、スローイングも強い。将来は山形県屈指の強打者へ成長する予感がする。