【広島】福山市西部の旧松永市域を走る第69回松永地区一周駅伝大会(松永地区体育会主催、朝日新聞広島総局など後援)が11…
【広島】福山市西部の旧松永市域を走る第69回松永地区一周駅伝大会(松永地区体育会主催、朝日新聞広島総局など後援)が11月30日あった。快晴のなか、参加者らがそれぞれの思いを胸にふるさとを駆け抜け、タスキをつないだ。
大会は松永市が誕生した1954年に始まり、66年に福山市と合併した後も続く伝統の大会だ。この日、小学校区ごとに競う「学区の部」に10チーム、大学や職場別の「一般の部」に5チームの計90人が走った。
会社勤めをしていた東京から2年前に戻り、柑橘(かんきつ)栽培の家業を継いだという中田寿彦さん(46)は「駅伝をきっかけに地域とのつながりを深めたい」と初出場。一緒に練習してきた娘のひよりさん(9)は「ちょっと緊張するけど、楽しみたい」と笑顔をみせた。
開会式で選手宣誓をした福山平成大陸上競技部の井上菜名さん(18)は「小学生の時にこの大会に参加したのが陸上を本気で頑張るきっかけでした」。双子の心太さん(18)と同じチームでそれぞれ区間賞の快走をみせ、学区の部で目標通り優勝した。
大会の結果は次の通り。
【学区の部】(1)神村A(1時間25分54秒)(2)今津A(1時間32分38秒)(3)神村B(1時間35分58秒)
【一般の部】(1)福山大学陸上部OB会(1時間26分00秒)(2)福山市職連合(1時間29分19秒)(3)福山大学サッカー部(1時間34分57秒)(稲田信司)