2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返っ…

2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返ってみたい。

 神奈川県では、横浜が強烈な存在感を見せつけた。春夏秋とすべて優勝。2024年秋季県大会初戦からの県内連勝は27にまで伸び、現在も連勝は続いている。センバツでは、19年ぶり4回目の優勝も飾り、全国でも強さを誇った。

 春夏はともに県決勝は東海大相模との宿命ライバル対決となったが、ここでも勝負強さを発揮。春はサヨナラ、夏は快勝でライバルを下した。秋も準決勝で対決し、終盤の集中打で勝利している。横浜はこの1年、県内では負けず、春の関東と秋の関東で、ともに専大松戸(千葉)に敗れた。昨年秋の県大会から続いていた公式戦連勝を27で止められたのが、専大松戸だった。

 横浜と東海大相模の2強が目立つ一方、「新顔」の登場もあった。秋は法政二が準優勝し、33年ぶりに関東大会出場を決めて「古豪復活」をアピールした。4番二塁手の榑松 正悟内野手(2年)は、父が巨人のスカウトディレクター。将来性豊かな選手も多く、来年は楽しみな存在となりそうだ。

 公立校の快進撃も見られた。最速147キロ左腕の濱岡 蒼太投手(3年)擁する川和が、進学校ながらも春8強、夏は16強入りを果たした。濱岡は今ドラフトで西武育成4位指名を受けた。

 秋は橘が公立校唯一の8強入りを決めた。4回戦で日大に逆転勝ちして準々決勝進出を果たすなど、私立強豪に競り勝っての快進撃だった。橘は来春センバツの21世紀枠候補校に選出されている。昨年秋も唯一の8強入りを決めた横浜清陵がセンバツ21世紀枠に選出された。2年連続で同じ流れはあるのか。来年も公立校の奮闘にも期待したい。

 神奈川県勢はここ5年の春夏甲子園10大会中、3大会で優勝を果たした。21年春の東海大相模、23年夏の慶応、そして25年春の横浜。全国でも屈指のハイレベル地域は、来年も全国で強さを発揮しそうだ。