ドイツ2部カールスルーエSCでの挑戦を始めた福田師王(21)。連載6回目後編では、ちょっと変わったトレーニングの話から…

 ドイツ2部カールスルーエSCでの挑戦を始めた福田師王(21)。連載6回目後編では、ちょっと変わったトレーニングの話から。さらに、日本代表の試合を見た際の思いや今シーズンの目標についても語ってくれた!

■キックボクシングで「足が上がるように」?

 それから、ちょっと変わったところでは、キックボクシングもやりました。東京のジムを、友達に紹介してもらったんです。

 ミット打ちをやっただけですけど、キックボクシングは自分に向いてるかもしれないなと思いましたね。

 キックボクシングをやって学んだのは、ボレーシュートのときに足がちゃんと上がるようになる、ということです。そういう体の使い方がサッカーにも活かせるかもしれないですね。

 もちろん、日本代表の試合も見ていました。

■「自分はできると思っています。目標は…!」

 悔しかったですね、普通に。自分はブンデスリーガで試合に全然、出られていなかったので、まだまだなんだなと思いました。

 自信を持ってプレーすることが代表につながっていくと思うので、また頑張ろうと思いましたし、「負けないぞ」という気持ちになりました。

 やっぱり試合に出ないとダメですよね。同世代の選手たちが活躍して、海外に行くのを見るのも、いい刺激になります。「今に見とけよ」という感じです。

 だからこそ、今シーズンの自分のキャリアについては、すごく考えています。

 もちろん自チームで結果を出すことが一番大事で、ゴールという結果、数字で示していかないといけない。でも、僕の中では、現在トライしているように、まずはレンタル移籍をして、試合に出ることがベストな選択じゃないかなと思っています。

 自分はできると思っています。目標は2桁ゴールです。頑張ります!(構成/了戒美子)

ふくだ・しおうプロフィール 2004年4月8日、鹿児島県生まれ。178センチ、70キロ。鹿児島県鹿屋市の高山FCから名門・神村学園中等部に進学。神村学園高等部に進学し、高校サッカー選手権では3年連続で優秀選手に選出。3年時には得点王に輝いた。卒業後、ドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMG(ボルシアメンヘングラッドバッハ)へ加入。U-19チームを経て、2023年夏にセカンドチーム(2023-2024シーズン21試合出場7得点)へ。2024年1月にトップチーム昇格。2025年1月15日、ウォルフスブルク戦に後半25分から出場すると、同44分に得点。ブンデスリーガにおいて、日本選手で歴代2位の年少記録となる初ゴールを決めた。2023年5月のU-20W杯では、全3試合に出場。2025年8月に、ドイツ2部のカールスルーエSCに期限付き移籍。

いま一番読まれている記事を読む