◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(30日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7375yd(パー72)◇晴れ(観衆…
◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(30日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7375yd(パー72)◇晴れ(観衆3401人)
池田勇太が3シーズンぶり15回目のシード復帰を果たした。1イーグル3バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算8アンダー37位でフィニッシュした。
後半4番、残り123ydからの2打目をPWで決めてイーグル。最終9番は左2.5mを沈めて、バーディで締めた。2016年大会覇者はガッツポーズを作り、高知のギャラリーから拍手を浴びた。「もっと入れられたら良かったかな。いっぱい外したので、そういうところはなんとなく悔いを残しましたね」
86万4000円を獲得し、賞金ランキングは59位に。シード返り咲き(上位65人※今季は出場試合数が足りない57位キム・ソンヒョンを除く66位まで)を決めた。
「みんな『大丈夫、大丈夫』と言っていましたが、下の選手も頑張っていたので、負けず劣らず頑張んないといけないとは思っていた。(シードを)先週決められるぐらいのゴルフをしていたので、決めなきゃいけなかったでしょうし、それがまだ、ここまでノコノコとやってしまうのが自分自身の甘いところ」
2022年から顎偏位症によるバランスの崩れのため身体のあらゆるところに痛みを覚え、23年には14シーズンにわたって守ってきたシードを喪失した。今年は下部ツアーにも出ながら復活を目指してきただけに喜びもひとしおだ。
ただ、ツアー21勝目となった2019年「ミズノオープン」以来、優勝から遠ざかっているのも事実。前週「ダンロップフェニックス」では40歳の塚田よおすけが9年ぶりの復活優勝を遂げたこともあり、「僕も来年40歳になってシーズンを迎える。“40歳になっても戦えるじいさん”を見せたい」と意気込んだ。
「久しぶりに開幕から何の気兼ねなく試合に出られるので、しっかり準備してやりたい」。2026年を円熟のシーズンにする。(高知県芸西村/玉木充)
■シード獲得・喪失選手の一覧
<初シード&シード復帰者>
賞金ランキング/選手名
34/原敏之(初)
36/スコット・ビンセント(4季ぶり3度目)
40/古川龍之介(初)
41/砂川公佑(初)
42/安森一貴(初)
58/出利葉太一郎(初)
59/池田勇太(3季ぶり15度目)
61/福住修(初)
64/西山大広(2季ぶり2度目)
<賞金シード喪失者>
68/幡地隆寛※24年「関西オープン」「バンテリン東海クラシック」優勝シード保持
72/杉原大河
76/上井邦浩
77/篠優希
81/トッド・ペク
82/宇喜多飛翔
85/平田憲聖※23年「日本プロ」優勝の5年シード保持
88/杉山知靖
106/ジュビック・パグンサン※特別保障制度適用者
―/中島啓太※23年賞金王の5年シード保持
<賞金シード以外のシード喪失者>
67/山田大晟※24年下部ツアー賞金ランキング1位
92/近藤智弘※生涯獲得賞金上位25位以内の資格
95/木下裕太※23年「バンテリン東海クラシック」優勝シード
102/ジェイビー・クルーガー※23年「セガサミーカップ」優勝シード
125/海老根文博※QTランキング1位
126/ヤン・ジホ※23年「ハナ銀行インビテーショナル」優勝シード
139/谷口徹※生涯獲得賞金上位25位以内の資格