現地11月29日、フランス1部リーグ・アン第14節が行われ、ASモナコに所属するサッカー日本代表MF南野拓実が王者パリ…

 現地11月29日、フランス1部リーグ・アン第14節が行われ、ASモナコに所属するサッカー日本代表MF南野拓実が王者パリ・サンジェルマンを下す鮮やかな決勝ゴールを決めた。

 公式戦3戦未勝利(1分け2敗)のモナコが、本拠地スタッド・ルイ・ドゥでリーグ4連覇中で今季もリーグ戦1敗のみで首位を快走するパリ・サンジェルマンと対戦。南野は4−2―3―1のトップ下に入り、リーグ戦で4試合ぶりのスタメン出場を果たした。

 王者相手に強度の高いプレーを続けたモナコだったが得点を奪えず。前半28分に南野が放った巧みな左足ボレーも相手GKリュカ・シュヴァリエの好セーブに防がれた。だが、その後も南野は1トップに入ったアメリカ代表FWフォラリン・バロガンとの好連携を見せ、後半23分にゴールをこじ開けた。

 後方からのロングボールに合わせてアレクサンドル・ゴロビンが左サイドを抜け出すと、南野も瞬時に後方からゴール中央へと走り込む。ペナルティエリア内で、ゴロビンからのマイナス気味の浮き球を右足の太ももでコントロール。すぐさま左足を振り抜き、相手DFの股の間を抜いて右サイドネットへ流し込んだ。

■「ホンマに見事万歳」

 南野は、交代出場でゴールを奪った11月26日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)のパフォス戦に続く公式戦2試合連続ゴール。相手GKが一歩も動けずの鮮やかなゴールに、SNS上には「やっぱり我らがモナ王だ!」「南野のトラップからの左足ボレー、神すぎる! 日本が誇るフィニッシャー!」の声が寄せられた。

 さらに、南野のゴールが決勝点となり、1−0で王者パリ・サンジェルマンを下したことで「モナ王のゴールでPSGに勝っとるやないか」「これでパリ沈めてるのやばい」「ホンマに見事万歳」などのコメントも寄せられた。

 南野は後半40分に元フランス代表MFポール・ポグバに代わってベンチに下がったが、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。セバスチャン・ポコニョーリ新監督の元で新たなスタートを切っているモナコの中で、南野の輝きが増している。

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