J2リーグ最終節が行われた11月29日、カターレ富山が「奇跡のJ2残留」を果たした。試合終了間際に18歳の高卒ルーキー…
J2リーグ最終節が行われた11月29日、カターレ富山が「奇跡のJ2残留」を果たした。試合終了間際に18歳の高卒ルーキー・亀田歩夢が圧巻のゴールを決めた。
昇格争いに注目が集まっていたJ2リーグだが、残留争いも熾烈だった。残り1試合を残した時点で、18位の富山は残留圏17位のロアッソ熊本と勝点差2。さらに得失点差も2のビハインドがあり、総得点でも大きく劣っていた。
迎えた最終節、富山は前半を0−0で終える。だが後半8分に古川真人がPKを成功させると、同15分に布施谷翔が追加点を奪う。それでも同時刻キックオフの熊本がヴァンフォーレ甲府戦で0−0のまま試合を進めたため、富山が逆転残留するためには「あと2ゴール」必要だった。
富山は猛攻を続けた。そして後半44分に椎名伸志がゴールを決めて「あと1ゴール」にする。そして迎えた後半アディショナルタイム3分だった。
自陣で奪ったボールを奪ってからの攻撃で、途中出場の亀田が左サイドでボールを受ける。フットサル仕込みの独特なドリブルが武器の18歳は、スピードに乗って相手陣内を突き進み、相手DFに追い付かれそうになったところから強引に突破して、ボックス内に侵入する。そこでカバーに入った2人目のDFと対峙するも、鋭くカットインした直後に抜き切らずに右足でカーブをかけたシュートを放ち、3人目のDFの外側から巻いて逆サイドネットに突き刺した。
■「ボールパーソンに100点あげたい」
富山は4−1勝利。得失点差で熊本を「1」上回って奇跡的な逆転残留を果たした。高卒ルーキーの亀田は、この日がリーグ戦で9試合目(途中出場のみ)の出場でプロ初ゴール。SNS上には「カターレ富山奇跡の残留、凄い…!」「亀田って流経のか さすがの強心臓やな、すげえ」「富山に語り継がれるレベルの伝説的なゴールよ…」などの声が寄せられた。
さらに「後ろのボールボーイの子も最高だ!!」「カターレアカデミーのボールパーソン達も狂喜乱舞だ!」「ゴール裏のバックスタンド側にいたボールボーイの子、歴史的ゴール一番良い角度で見とるやん。笑」「頭抱える、飛び跳ねる、この2人のカターレ富山ボールパーソンに100点あげたい」のコメントも寄せられた。
流通経済大付属柏高校3年生だった今年1月、高校選手権決勝の国立ピッチで悔し涙を流した亀田が奪った奇跡の残留弾。ゴール裏のボールパーソンを含めて、全富山サポーターが驚き混じりのうれし涙を流すことになった。