◇国内女子最終戦◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 3日目(29日)◇宮崎CC◇6543yd(パー72…

昨年に続き姉・明愛(左)と双子コーデを披露した岩井千怜

◇国内女子最終戦◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 3日目(29日)◇宮崎CC◇6543yd(パー72)◇晴れ(観衆3476人)

2大会連続2度目の2サム同組ラウンドは、さすが岩井ツインズらしく息がピッタリだった。白のハイネックシャツにブルーのズボンという、昨年の3日目と同じで“双子コーデ”。ブルーは姉・明愛のイメージカラーだが、ピンクが定番の岩井千怜は「今週、2人の同じズボンはブルーと茶色だったんで」と特に姉を立てたワケではないことを、笑顔で説明した。

ウェアはそろっていたが、スコアはそうもいかない。明愛は「79」と大崩れし、千怜が「72」。ただ、生易しいパープレーではない。千怜は「結構、激しかったですね。何個ボギーを打ったんだろうって感じで」と疲れた様子で振り返った。

超出入りの激しい「72」

内容は6バーディ、4ボギー1ダブルボギー。13番終了時点で通算6アンダーで首位に立ちながら、14番からの連続ボギーで後退した。「グリーンを外した時のチップでパーセーブできたのが1つぐらいで…。ピンポジションも含めてアプローチが本当に難しかったです」と出入りの激しかった理由を説明する。どこに落として、どのラインで寄せていこうか――。そんなイメージはきっちり作ることはできた。

我慢、我慢でV戦線キープ

ところが「ボールのライを見た瞬間に、そんなイメージがかき消されてしまった」。激しい逆目、横から流れて倒れたラフだったり、すっぽり沈んでいたり…。「最初はボギーを打たないように心がけていたんですが、途中からは“ボギーを打ったら、バーディをとればいい”と思うようにした」。難セッティングにかき乱されるメンタルを必死にキープし続けた。

グリーン回りに翻弄された

「何が起こるかわからないコース。私も頑張りたいし、下にいる選手もきっと追い上げてくる。一打一打に集中したい」。注目を集めたツインズ同組を終えて、最終日へ。残り18ホールは自分一人の世界に没頭する。(宮崎市/加藤裕一)