聞こえない、聞こえにくい選手の国際大会「デフリンピック東京大会」(朝日新聞社など協賛)でメダルを獲得した選手が28日、…

 聞こえない、聞こえにくい選手の国際大会「デフリンピック東京大会」(朝日新聞社など協賛)でメダルを獲得した選手が28日、東京都庁を訪れ、小池百合子知事に「たくさんの応援の中でプレーできた」と感謝を伝えた。

 大会は26日に閉幕。日本選手団は過去最多の51個のメダルを獲得し、観客数も想定の3倍近い約28万人にのぼった。陸上400メートルなど3競技で金メダル二つ、銀メダル一つを獲得した山田真樹選手は「初参加した2大会前のときはデフリンピックの知名度は低かった。東京大会を機に認知度が上がり、会場で観客とアスリートが一緒に盛り上がれたことをうれしく思っている」と話した。

 小池氏は「大会を機に、今後もスポーツの力を生かした社会変革やインクルーシブな都市づくりを東京から世界へと広げていきたい」と述べた。(中山直樹)