2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返っ…

2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返ってみたい。

 京都府では、春夏秋の3大会の府大会で、公立校の活躍がめざましかった。春は城南菱創が初めて4強に入り、京都工学院、鳥羽、乙訓、北稜も加えた5校が8強入りを果たした。城南菱創は府大会2次戦初戦で京都外大西を撃破。北稜は府大会2次戦初戦で京都成章を破るなど、強豪私学を破っての堂々の成績だった。

 夏は鳥羽が準優勝。夏選手権第1回大会で、京都二中として優勝している超伝統校が10年ぶりの夏甲子園へあと1歩とした。また乙訓に加え、北嵯峨、西城陽も8強入りした。

 秋は乙訓が準優勝。鳥羽が4強入りし、久御山、北稜、福知山が8強入りした。ベスト16には半分の公立8校が勝ち上がるなど、京都における公立勢の強さが引き立った。福知山は部員11人ながら夏ベスト8入りした実績が評価され、21世紀枠の京都府推薦校に選ばれている。鳥羽、乙訓の2校は、春夏秋すべてで8強以上の成績を残し、安定した強さも誇る。

 そのなかで京都国際が夏の京都連覇を果たした。24年夏甲子園で初優勝を飾ったチームは、2年連続での夏甲子園優勝を狙って聖地に挑み8強まで進んだが、山梨学院(山梨)の前に準々決勝で敗れた。それでも初戦でセンバツ4強の健大高崎(群馬)を破るなど、京都勢初の夏連覇への夢実現に向けて大健闘だったと言える。

 来年春からは大学に進学する西村 一毅投手(3年)が、健大高崎戦で完投勝利を挙げるなど、大黒柱として活躍した。24年初優勝時には、マウンドにいて「胴上げ投手」にもなった。24年夏甲子園では4試合で2完封を含め24イニングを投げ防御率は0.00。まさに京都国際の府連覇の立役者だった。

 京都国際はここ5年で2度の連覇を果たし、4度の夏甲子園出場を決めた。春は府大会2次戦の初戦、秋も府大会初戦で、いずれも龍谷大平安に敗れ、くじ運にも見放された面もある。春初優勝した京都共栄や、公立校の台頭が著しいなか、京都国際の強さが来年も見られるのか。名門・龍谷大平安との「因縁」の対決も、ますますヒートアップすることだろう。