角田の未来について様々な憶測が飛び交っている(C)Getty Images 今週末に開催されるF1第23戦カタールGP終…

角田の未来について様々な憶測が飛び交っている(C)Getty Images
今週末に開催されるF1第23戦カタールGP終了後、レッドブルは来季のドライバーラインナップを決定する。ローラン・メキース代表が意向を明かしたことにより、週明けには、レーシングブルズも含めたグループ内における新たな陣容が定まることになる。
【動画】一体なぜ? グリップ不足に不満が爆発した角田のクラッシュシーン
当事者の1人である角田裕毅はレッドブル離脱も囁かれるなど、F1キャリア存続の岐路に立たされているとも言える状況だ。レーシングブルズで今季好調のアイザック・ハジャーが来季、レッドブルに昇格となりマックス・フェルスタッペンと組むことが確実視されており、日本人ドライバーのチーム残留は厳しいという見方が少なくない。
だがここに来て、古巣でもあるレーシングブルズのシートに角田がふたたび座ると予想する声が伝えられている。米スポーツサイト『LastWordOnSports』が11月27日、レッドブルグループの来季ラインナップに関する特集記事を配信。新シーズンでのレーシングブルズは、F1デビューとなるアービッド・リンドブラッドと角田のコンビが“最有力”であると報じている。
同メディアは、ハジャーのレッドブル入りとともに、リンドブラッドのレーシングブルズ昇格が「既定路線」であると説明。その上で、レーシングブルズの残り1つのシートを争う形となる、角田とリアム・ローソンを様々な面から比較している。
キャリアで上回る角田について、「マシン性能を分析する上で、チームの基準となる走りをより効果的に示すことができる」と評しており、一方のローソンは同様の役割が困難であると主張。
さらに、レッドブル指揮官との関係にもフォーカスしており、「ローラン・メキースはツノダに強い信頼を寄せているが、それはローソンには必ずしも当てはまらない」と訴えながら、「メキースは#22(角田)の苦境を誰よりも理解している」と論じている。
また、今季レース中の角田に対するレッドブルチームの不手際にも触れ、タイヤ空気圧調整トラブルが生じた前回のラスベガスGPでのメキース代表の対応も振り返り、「セカンドドライバー関連の自らのミスについて、これほどまでに何度も謝罪するのは前代未聞だ」などと指摘。
同メディアは、この先のチームの決定を見通し、「今週末のカタールでメキースとヘルムート・マルコの判断が変わる可能性はある。だがハジャーとリンドブラッドに関しては、すでに結論が出ていると見られる」と綴っており、「残る最後のピースは現状の情勢を踏まえると、2026年はツノダがレーシングブルズへ戻る、というのが最も可能性の高い結末だ」とする見解を示している。
果たして、角田のF1キャリアは来季も継続となるのか。憶測ばかりが繰り返されてきた議論は、間もなく決着の時を迎えようとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】何をやっているんだ 角田裕毅にレッドブル陣営が前代未聞の失態 代表が異例謝罪をする騒動が波紋「必要のない悲惨な悪夢」
【関連記事】なぜ陣営の“不可解ミス”は繰り返されるのか 角田裕毅の「不遇」を英記者が糾弾「本当に疑問だ。ドライバーの問題ではない!」
【関連記事】生き残るのは角田裕毅か、ローソンか 混迷深めるレッドブルの来季構想に元F1戦士が持論「すべてにおいてリアムの方が正しい」