2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返っ…

2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返ってみたい。

 山梨県では、山梨学院が新たな歴史を刻んだ。センバツ、夏甲子園、国民スポーツ大会(旧国体)、明治神宮大会と、高校野球の「4大全国大会」すべてに出場。国民スポーツ大会では初優勝も果たした。同大会の優勝は、県勢としても初の優勝だった。

 センバツこそ1勝を挙げるだけに終わったが、夏甲子園は聖光学院(福島)、京都国際(京都)などを破って4強入り。準決勝では、優勝した沖縄尚学(沖縄)に逆転負けを喫したが、1点差の好ゲームを演じた。

 国民スポーツ大会では夏甲子園で同じく4強だった県岐阜商(岐阜)を破るなどで初優勝。明治神宮大会では初戦で東京代表の名門・帝京を破り、8強入り。優勝した九州国際大付(福岡)に準々決勝で敗れはしたが、暴投による逆転サヨナラ負けと悔しい負け方だった。

 最速152キロ右腕で、スラッガーの投打二刀流・菰田 陽生投手(2年)と、左腕の檜垣 瑠輝斗投手(2年)の投手陣や、4番・横山 悠捕手(3年)をはじめとする打撃陣のレベルの高さが、チームが変わっても1年を通した結果につながった。

 山梨県勢では、これまで春夏連続甲子園出場は多数あるが、国体(現・国民スポーツ大会)まで出場したのは1991年の市川だけ。同一年の4大会全国大会すべてに出場したのは、県勢では山梨学院が初の快挙だった。結局、今年公式戦で敗れたのはセンバツ、春季関東大会、夏甲子園、明治神宮大会。山梨県では無敗を守り、2024年夏の準々決勝で東海大甲府に敗れて以降、県内では17連勝中だ。

 来年センバツへの出場は、ほぼ確実視され、5年連続の出場となる。明徳義塾(高知)、大阪桐蔭(大阪)など過去5年連続出場を果たした強豪と肩を並べたことになる。今後は県勢はもちろんのこと、全国でも常にトップレベルで高校野球界を引っ張る存在として活躍が期待される。