日本人に限ると6年連続でリーディング最上位の川田将雅騎手が、アドマイヤテラ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)でジャパンカッ…

 日本人に限ると6年連続でリーディング最上位の川田将雅騎手が、アドマイヤテラ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)でジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)の初制覇を狙う。

 川田騎手はこれまでジャパンCに12回騎乗している。初参戦はデビュー4年目の07年、デルタブルースで5着だった。その後は18年のキセキ、23年のリバティアイランドで2回の2着、15年のラブリーデイ、19年のワグネリアン、21年のシャフリヤールで3回の3着、さらに5着も4回ある。

 今年のパートナーはアドマイヤテラだ。24年の菊花賞の3着馬。今年の始動戦の大阪-ハンブルクCを快勝すると、続く目黒記念で重賞初制覇を果たした。秋初戦となった前走の京都大賞典では川田騎手と1年9カ月ぶりにコンビを組んで4着だったが、休み明けで初の58kgを背負っていたことを考慮すれば、決して悲観する内容ではなかった。レイデオロ産駒らしく、ジワジワと成長している印象もあるだけに、かつてない強敵相手のここでも上位争いになって不思議ない。

 意外にも川田騎手は秋の古馬三冠と縁がないが、近年の活躍を考えると機は熟したはず。まずはここでジャパンCを制し、世界のホースマンに「Yuga Kawada」の名前をアピールしてみせる。