NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集ディビジョン…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン3

狭山セコムラガッツ

ジャパンラグビー リーグワン参入1年目の昨季は、ディビジョン3の2位に入ってD2/D3入替戦に挑んだが、悲願のD2昇格には手が届かなかった。それでも、多彩な展開からリズムをつくり、セットピースでも強さを誇ったそのチーム力を十分に示したことは間違いない。

今季の新加入も魅力的な選手がそろい、選手層の厚さは昨季以上といえる。フォワードには、強靭な体を生かしたボールキャリーに定評があるサモア代表のサム・スレイドが仲間入り。東芝ブレイブルーパス東京では出場機会に恵まれなかったが、高いディフェンス力と突破力を備えるPJ・スティーンカンプの加入も心強い。バックスには、ユーティリティー性も魅力のカーティス・リードに、父親が元フィジー代表にも名を連ねたナイバルワガ トマシが加わった。

チームを指揮し4季目を迎えるスコット・ピアス ヘッドコーチは、常に上のレベルで戦うための規律の重要性を選手たちにたたき込んできた。昨季、あと一歩で逃した悲願達成へ。『STAY HUNGRY』という新たなスローガンのもと歩み出す。

注目選手紹介

SH 髙島理久也

昨季、チームでの100キャップを達成したバイスキャプテン。冷静な判断力と正確なパスワークで攻撃の起点を担う。昨季、D2/D3入替戦で敗れた直後、自身の力が及ばなかったと唇をかんだ。あの時の悔しさを晴らすためにも、チームを次なるステージへ導けるか。

FB/UTB チェイス・ティアティア

加入1シーズン目の昨季は、D3の最多トライゲッターとなり、オフロードパスでもD3でトップの数字をマーク。相手のスキを突く突破力はもちろんのこと、正確なパスやキック力もチームの攻撃力アップに大きく寄与した。今季も得点量産へ。

(松野友克)