「全米オープン」を制したスローン・スティーブンス(アメリカ)が、開催国のアリナ・サバレンカ(ベラルーシ)に3セットで敗れ、「フェドカップ・決勝」の初日は1勝1敗のイーブンで終えた。ココ・バンダウェイ(アメリカ)がアリャクサンドラ・サスノビッ…

「全米オープン」を制したスローン・スティーブンス(アメリカ)が、開催国のアリナ・サバレンカ(ベラルーシ)に3セットで敗れ、「フェドカップ・決勝」の初日は1勝1敗のイーブンで終えた。

ココ・バンダウェイ(アメリカ)がアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を6-4、6-4で下し、17度の優勝を誇るアメリカが1勝0敗とリードを奪った後の土曜日試合で、サバレンカは6-3、 3-6、 6-4でスティーブンスを退けた。

アメリカは17年ぶりの優勝を目指しており、一方のベラルーシは「フェドカップ・決勝」に初めて進出している。

サバレンカの気ままでややぞんざいなテニスは、31本のウィナーと57本のアンフォーストエラーを招いた。荒れた第3セットはサービスゲームのブレークが6度続いた末に、第7ゲームでサバレンカがようやくサービスゲームをキープした。

「ホームでプレーして、スコアが0勝1敗という状況で、こうした感情を味わうのは初めてなので、いい経験になった」とサバレンカはコメントした。

スティーブンスは「全米オープン」で優勝して以来、5試合を戦ったものの、まだ勝利がない。

「フェドカップだから、なにが起きても不思議はない」とスティーブンスは語る。

「母国のためにプレーして、みんなが応援してくれてて、彼女は見事なプレーをした。あんなふうにプレーしたい。あれはすごかった」

バンダウェイも初対戦となったサスノビッチとの試合で、ミンスクの屋内ハードコートの荒々しい観客の洗礼を受けた。

「あれもホーム・アドバンテージの一部だと思うし、アメリカでも同じことが起きると思う」とバンダウェイはコメントした。

チジョウカ・アリーナで行われた試合で、バンダウェイは2セットとも第1ゲームからブレークし、第1セットではブレークポイントを与えなかった。

第2セットでは第2ゲームと第8ゲームでブレークされたものの、4ゲームのうち3ゲームをブレークして勝利をものにしている。

バンダウェイは今年のフェドカップで、今回のサスノビッチ戦の勝利も含めてシングルス5勝、ダブルス1勝と、非の打ちどころのない記録を保持している。

「テニスでワクワクできる瞬間は、いろいろあると思う」とバンダウェイは言う。

「私にとっては、フェドカップはキャリアにおいてすごくワクワクできる瞬間だと思う」

「自信が『滲む』という言葉は使いたくないけど、もっといい表現が思い浮かばない。周りのエネルギーを使って、それを私の有利になるように使う」

アメリカはビリー・ジーン・キングが監督だった2000年に記録的なフェドカップ17回目の優勝を遂げている。それ以降は、2003年、2009年、2010年と3度決勝で敗退している。

(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真はスティーブンスに勝利したサバレンカ

(AP Photo/Sergei Grits)