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 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、11月19日(現地時間18日、日付は以下同)のユタ・ジャズ戦で今シーズン初出場を飾ったことで、NBA歴代最長のキャリア23シーズン目がスタートした。

 坐骨神経痛を乗り越えてコートに戻ってきた“キング”は、その試合で11得点3リバウンド12アシストをマーク。24日のジャズ戦でも17得点6リバウンド8アシストを残すと、26日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では25得点6リバウンド6アシストと、今シーズン初の20得点超えで勝利に貢献。

 レイカーズはルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブスを中心とした布陣で5連勝しており、26日を終えてウェスタン・カンファレンス2位の13勝4敗。レブロンは3試合を終えて平均32.0分17.7得点5.0リバウンド8.7アシストにフィールドゴール成功率52.5パーセントを残している。

 40歳の大ベテランにとって、今シーズンはトレーニングキャンプとプレシーズンゲームを全休したほか、レギュラーシーズン最初の14試合を欠場していたため、現在は“プレシーズン期間”のようなもので、ここから調子を上げていくことが期待されている。

 もっとも、レブロンは契約最終年で、今シーズン終了後には制限なしFA(フリーエージェント)になる。ただ、将来について、レブロンは来シーズン以降もプレーを続けるかどうかは未定だと26日に『ESPN』が報道。

 今年の年末に41歳を迎えるため、レブロンには順位争いが激化するレギュラーシーズン終盤やチャンピオンシップ獲得をかけたプレーオフでフル稼働してもらうため、シーズン中は温存したいところだが、個人の功績という点で複雑な事情がある。

 というのも、現行のルールではレギュラーシーズン82試合のうち65試合以上に出場しなければ、オールNBAチームやMVPなどのアウォードへ選出される資格を失ってしまう。レブロンはすでに14試合を欠場しているため、ここから4試合以上を欠場してしまうと対象外になる。

 とはいえ、レイカーズは今後2連戦が11度も組まれているため、レブロンがオールNBAチーム入りを狙うのであれば、2連戦の出場も余儀なくされる。レブロンとは長年の友人で、代理人も務める『Klutch Sports』のリッチ・ポールは、この件については本人とまだ話し合っておらず、同メディアへこう語っていた。

「(今年の年末に)41歳という年齢を考えると、2連戦をプレーするのは避けたい。だがそれと同時に、オールNBAチーム入りなどのためには、これ以上多くの試合を欠場することはできない」

 はたして、レブロンは今後も多くの試合を欠場せずにキャリア23年目を乗り切ることができるのか。40歳ながらチームの主軸を務めているだけに、ケガによる長期離脱だけはなんとしてでも回避したいところだ。

【動画】クリッパーズ対レイカーズ戦のハイライト