2025年シーズンWRC第14戦ラリーサウジアラビアは、11月26日(水)に初日のスーパーSSを走行し、ヒョンデのオィッ…

2025年シーズンWRC第14戦ラリーサウジアラビアは、11月26日(水)に初日のスーパーSSを走行し、ヒョンデのオィット・タナックが、トヨタのセバスチャン・オジエに1.2秒差をつけて首位に立った。1.6秒差の3番手にはMスポーツ・フォードのマルティンス・セスクスが付けている。



金曜日と土曜日が休日となるため、サウジアラビアは1日前倒しのスケジュールを導入。水曜日午前中にシェイクダウンを行い、現地時間19時28分からジェッダのサービスパークでセレモニアルスタートを実施した。その後、サービスパーク近隣の広場を舞台に、5.22kmのターマックステージ、2台同時走行のSSS1「Jameel Motorsport Super Special 1」を走行している。



SS1を制したのは、今シーズン限りでフルタイムのWRC参戦を終えるタナック。1.2秒差でオジエ、1.6秒差でセスクス、2.0秒差でティエリー・ヌービル(ヒョンデ)、2.1秒差でエルフィン・エバンス(トヨタ)、2.5秒差でカッレ・ロバンペラ(トヨタ)が続いた。なおナッサー・アル-アティヤはジャンプスタートで10秒のペナルティが科され、17.6秒遅れの24番手に沈んでいる。

日本から参戦する勝田貴元(トヨタ)は3.6秒差の9番手タイムで初日を終え、「レッキでは様々なタイプのステージを走りました。岩が多いステージはアクロポリスのようでしたし、ソフトな砂が中心のステージはサファリのようです。様々な路面に対応したセッティングとフィーリングを手にするのは簡単ではないと思っています」と、翌日以降に向けてコメントした。



本格的なグラベルステージを走行する競技2日目はSS2〜SS8の7SS、SS走行距離は112.06km。オープニングのSS2は、11月27日の日本時間14時08分にスタートする。

WRCラリーサウジアラビア SS1後暫定結果
1. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) 3:53.3
2. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.2
3. M.セスクス(フォード・プーマ・ラリー1) +1.6
4. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +2.0
5. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.1
6. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.5
7. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.6
8. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) +2.9
9. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.6
10. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ラリー1) +4.8