日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月11日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を福岡国際センターで開き…

 日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月11日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を福岡国際センターで開き、関脇安青錦(21)=安治川=の大関昇進を満場一致で決めた。ウクライナ出身初の大関となる安青錦は、安治川部屋の宿舎がある福岡県久留米市で昇進伝達式に臨み「さらに上を目指して精進いたします」とシンプルな口上を述べた。新十両昇進は日大出身の一意(かずま=24)=本名・川渕一意、大阪府出身、木瀬=と出羽ノ龍(24)=本名トムルバートル・テムレン、モンゴル出身、出羽海=の二人。以下、安青錦と一問一答

  ◇  ◇

 -今の心境は。

 「うれしい気持ちもあるが、これからもっと頑張りたい気持ちの方が強い。伝達式の映像は何度も見た。口上をしっかり言えて良かった」

 -口上に込めた思い。

 「もう一つ上の番付があるので、そこを目指していきたい。しっかり稽古して、さらに強くなりたい。大関に上がった以上は、一番上を目指してやっていく」

 -初土俵から所要14場所での大関昇進。

 「自分でも、びっくりしている。スピードは意識したことがない。上がれたということは、今までやってきたことは間違えていなかった」

 -両親に向けては。

 「おかげさまで、と報告したい。子どもの頃からスポーツをやってきて、それを支えてくれたことを感謝している。自分の好きなことをやらせてもらった」

 -師匠(安治川親方=元関脇安美錦)に対する思いは。

 「1部屋に外国出身者は1人という中で、自分を選んでくれて感謝している。一つの恩返しができたのではないか」