ドジャース大谷翔平投手(31)が二刀流復活のシーズンを振り返り、来春3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(…

ドジャース大谷翔平投手(31)が二刀流復活のシーズンを振り返り、来春3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ意気込みを語った。25日(日本時間26日)にオンラインでメディアの合同取材に応じ、投手として完全復活に向けての意欲や、2大会連続の出場が決まったWBCについても言及。起用法は未定だが、あらゆる可能性を踏まえて準備する意欲を示した。10月のワールドシリーズでは課題を残した投手・大谷。「リハビリ完了」と位置づけ、さらなる高みを目指す。

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世界一の再現へ、選択肢の幅を広げる準備は整った。二刀流としてワールドシリーズ(WS)連覇に貢献した大谷は今季、打者では自己最多を更新する55本塁打をマーク。投手でも自己最速101・7マイル(約163・7キロ)をマークした。それでも、投手・大谷は完全体とはいかない。

「シーズン中もそうですし、ポストシーズン通しても、これでリハビリが終わったっていう感覚ですかね。手術前の感覚に近いかと言われたら、まだなんじゃないかなとは思う」

さらに改善、レベルアップできる実感がある。WS後には、驚異的なパフォーマンスを見せた同僚の山本由伸を「世界一の投手」と称した。自らには課題を残した一方で、両投手ともに日本人初のサイ・ヤング賞が期待される。「まずはそれ(手術前)以上のパフォーマンスが出せる準備を、WBC期間中もそうですし、キャンプの時からやっていければ。その先にいろいろな賞があるかなと思います」と冷静に捉えた。

3年ぶりに、故障や手術もなくシーズンオフを迎えた。リハビリ完了-。「ひとつ安心材料として、大きな1歩」と位置づけた。それは、侍ジャパンにとっても心強い。二刀流で出場が可能なのか、球団側とも話し合いは今後も続くが、大谷は「何通りか、プランというか持っておくべきだと思うので。投げる投げないにかかわらず、投げたパターンと投げないパターン、また投げたパターンとしても何通りか、投げないパターンとしても何通りか、プランは持っておくべきだとは思う」と、あらゆる準備を整える心構えを示した。

前回大会は先発に加え、米国との決勝ではDHからクローザーとして登板し、世界一を決めた。起用法を柔軟に、勝てる選択肢を広げられるのが二刀流の強みでもある。ヤンキースの主砲ジャッジを主将とする米国など最強メンバーをそろえる強豪との戦いが待ち受ける。「アメリカだけじゃなくて各国、素晴らしい選手、素晴らしいチームが多いと思うので。その中で日本を代表して、いろんな選手とやれるのはまた違う経験だなと。ワールドチャンピオンとはまた別に、大きい大会のひとつとして、今もそうですし、今後も重要になってくるのかなと思ってます」。もう1つの連覇へ、勝ち続けることにこだわる。その軸はぶれない。