球界の顔とも言える存在感を示しているタティスJr.(C)Getty Images 現地時間11月13日にサイドラー家が球…

球界の顔とも言える存在感を示しているタティスJr.(C)Getty Images

 現地時間11月13日にサイドラー家が球団の売却も含め、球団オーナーとしての選択肢を検討すると発表したパドレス。総額3億ドル(約468億円)の負債を抱えているとされる西の名門の“お家騒動”の中、「球団の顔」とも言えるフェルナンド・タティスJr.の放出に向けた噂が小さくない話題となっている。

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 仮に実現すれば、文字通りの“ビッグディール”だ。現在26歳のタティスJr.は、2021年2月に20234年までの14年3億3800万ドル(約527億2800万円)の長期契約をパドレスと締結。チーム、いや球界のニュースターとして君臨している。

 同契約には2028年までのトレード拒否条項も付帯。また、タティスJr.は内外野をマルチにこなし、打線のコアとなる強打者でもあるため、「パドレスはトレードするつもりがない」(地元紙『San Diego Tribune』)とも伝えられてもいる。

 しかし、球団の抱える負債額はタティスJr.の契約規模とほとんど合致する。そのため、買い手となる球団の提示内容次第では、本人を納得させた上で、契約を見直しての放出も「やむなし」という見方は少なくない。

 いまだ噂の域を出ていないものの、カリスマスラッガーのトレードの話題は米メディアを賑わせる。米専門サイト『Fan Sided』は「タティスJr.のトレードが成立すれば、ヤンキースはワールドシリーズ優勝候補の上位に確実に躍り出る」と断言。さらに「ニューヨークなら彼の居場所を見つけることができる」と、単年2400万ドル(約37億5000万円)となる年俸が生むメリットを伝えている。

「その年俸額は他のFA選手たちを獲得するよりも遥かに手頃だ。むしろ破格の金額と言っていい。加えて契約期間は2034年まで残っており、獲得したチームには長期にわたる保有権が与えられる。パドレスは財政面で苦境に立たされていて、今オフの強化方針が年俸削減と組織全体の層を厚くすることにあるならば、タティスJr.は彼らにとって最高のトレード資産となる」

 もっとも、トレードによる「リスク」が大きいと見るメディアがないわけではない。日夜、ヤンキースのあらゆる情報を発信している『Yankes Go Yard』は「最近のヤンキースのビジネスのやり方を考えてみてくれ。あらゆる論争を避けようとするブライアン・キャッシュマンGMを中心としたフロント陣にとって、これは本当に理想的なトレード候補なのか?」と切り込み、こう論じている。

「確かにタティスJr.は驚異的な才能を持ち、MVP候補としても有力視されている。だが、薬物使用による出場停止処分やクラブハウスでの振る舞いで物議を醸した過去がある。加えてヤンキースの関係者たちは憶測を認めておらず、パドレスが球団を根本から解体するような動きを見せるかも不透明だ」

 憶測段階で賛否両論を生んでいるタティスJr.のヤンキース入り。果たして、球界が騒然となるトレードは日の目を見るのか。いずれにしても権利を有するパドレスの動静が注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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