MVP争いを演じたジャッジとローリーの共闘に米国の期待は高まるばかりだ(C)Getty Images 今季のMLBを沸か…

MVP争いを演じたジャッジとローリーの共闘に米国の期待は高まるばかりだ(C)Getty Images

 今季のMLBを沸かせた2人の共闘実現に期待が高まっている。

 歴史的な僅差となったMVP争いを演じた、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とカル・ローリー(マリナーズ)はすでに、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)米国代表メンバーに選ばれている。ア・リーグ打撃各部門でトップクラスの成績を残し、リーグMVPは僅かの差でジャッジが選出。だが、捕手として60本塁打を記録したローリーこそ受賞に相応しかったと叫ぶ声も鳴りやまない。それだけの活躍を残した両プレーヤーが、およそ4か月後、チームメイトとして手を組み、WBCの舞台で世界一を目指す。

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 米国メディアもジャッジとローリーの大会参加に、はやくも胸を高鳴らせている。

 マリナーズの情報を発信している『FANSIDED SoDo Mojo』が現地時間11月24日に、「カル・ローリーとアーロン・ジャッジのWBC共演は、現在の野球界が求めている“タッグ”だ」と銘打った記事を配信。タイトルの通り、2人が組むことへ大きな期待を寄せている同メディアは、「両者は2026年に再びMVPを争うことになりそうだが、その前に短期間とはいえ同じユニフォームを着ることになる。アーロン・ジャッジは昨年初め、アメリカ代表のキャプテンに指名された。ホームランダービーを制した直後、ローリーにも参加要請が届いた」などと綴っている。

 また、今季のMVPレースなども振り返りながら、「マリナーズとヤンキースのファンは、長年にわたり火花を散らしてきた間柄」とライバル関係を強調。一方で同メディアは、「しかし、2006年大会でデレク・ジーターとケン・グリフィーJr.が共演して以来、両球団のスターが再び“星条旗”の下で肩を並べることになる」として、来年の代表活動に言及する。その上で、「MVPは本来どちらが相応しかったのか。その答えが来年3月にもまだ曖昧なままかもしれない。それでも、両チームのファンはWBCアメリカ代表をともに応援できるはずだ」と断じている。

 トピックでは他にも、アメリカ代表入りが伝えられている、コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)、ピート・クロウ=アームストロング(カブス)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)といった名前を列挙。同メディアはその顔触れから、「ローリーとジャッジを中心に、2026年WBCのアメリカ代表は“無敵”の様相だ」などと評している。

 すでに強大な戦力を揃えている中でも、やはり、ジャジとローリーの存在感は別格。2大会振りの優勝を目指す“ドリームチーム”は、間違いなく、この両大物プレーヤーのパフォーマンスが最も注目を集めることになる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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