2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返っ…

2025年高校野球の主な公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を都道府県別に振り返ってみたい。

 東京都代表は今年、夏甲子園で2年連続の準優勝に輝いた。日大三(西東京)が自慢の強打と勝負強さで競り勝つ試合を重ねて決勝へ。沖縄尚学(沖縄)の強力投手陣の前に、打線が抑え込まれ優勝こそ逃したが、24年の関東第一(東東京)に続いて、東京勢2年連続の「銀メダル」だった。

 夏甲子園では同都道府県代表による2年連続準優勝は5度目。過去は、1963年からの山口(下関商、早鞆)、90年からの沖縄(沖縄水産の2年連続)、97年からの京都(平安=現・龍谷大平安、京都成章)、2011年からの青森(光星学院=現・八戸学院光星の2年連続)が達成。東京勢は史上初だった。

 日大三と関東第一は準々決勝で対戦し、15年ぶり4度目の「東西東京対決」が実現。過去3度の「東西対決」は、すべて東東京代表が勝利していたが、日大三が初めて西東京代表として勝利を挙げた。東西東京勢が夏甲子園でともに8強以上の成績を残したのは10年ぶり。関東第一と早稲田実がともに4強に進んだ、2015年以来のことだった。

 日大三の4番・田中 諒内野手(2年)は、この夏甲子園で2本塁打をマーク。エース右腕の近藤 優樹投手(3年)は初戦から2戦連続完投勝利のあと、リリーフで勝利をもたらす活躍を見せた。

 ここ5年を振り返ると、都立勢の活躍も目立った。21年夏(西東京)と秋に狛江が8強入り。22年夏には東東京大会の8強中、城東、小山台、文京の都立3校が名を連ねた。この年は西東京でも富士森が4強入りを決めている。今年の夏は東東京で江戸川が9年ぶりに8強入りを果たした。2003年の雪谷(東東京)以来、遠ざかっている都立勢の夏甲子園出場も、そう遠くない未来に訪れるかもしれない。

 今年の秋は帝京が16年ぶりに優勝し、来春センバツ出場を確実なものとした。2011年夏以来、15年ぶりとなる「名門」の復活だけに甲子園で躍動が期待される。