WBC出場を決意した大谷(C)Getty Images 水面下で調整を続けてきた交渉がようやく実った。現地時間11月24…

WBC出場を決意した大谷(C)Getty Images

 水面下で調整を続けてきた交渉がようやく実った。現地時間11月24日、大谷翔平(ドジャース)は自身のインスタグラムを更新。注目されていた来春に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を正式表明した。

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 自身初出場となった2023年の前回大会では投打二刀流で栗山ジャパンをけん引。アメリカとの決勝では、9回からリリーフ登板し、“盟友”マイク・トラウトを空振り三振に仕留めて胴上げ投手ともなった。

 そんな日本球界のヒーローがふたたび日の丸を背負う。現地時間11月13日に公表されたMVP受賞後に「球団とどうなるかという連絡を待っている」と意志を表明していた大谷は、インスタグラム上で「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思う」と記した。

 当初はドジャース側が消極的な姿勢だったとされている。とりわけ投打二刀流を25年シーズンから再始動させた大谷は、投手として本格復帰して半年あまりで、調整の難しさが伴う。そのため、10年契約を締結している球団としても故障再発のリスクは最小限に留めたいという意向があった。実際、デーブ・ロバーツ監督も11月14日に配信されたABEMAのインタビュー企画「おはようロバーツ」で「(出場判断は)選手が決めること」と理解を示しながらも、「個人的には出場してもらいたくないです」と発言していた。

 それでも最終的に大谷の強い意志が尊重された形と言えよう。そんなメガスターのWBC参戦は、米メディアでも小さくない話題としてクローズアップされた。前回大会で来日し、日本の野球熱を肌身で戴冠していたショーン・スプラドリング記者は自身のXで「私の心の中では、ショウヘイ・オオタニが2026年のWBC出場に疑いの余地などなかった」と力説。そして、偉才の挑戦的な姿勢を強調する言葉を綴っている。

「彼は野球界にとってあまりにも大きな存在だ。そして野球というものは、彼にとってあまりにも大きな意味を持つんだ」

 今大会はアーロン・ジャッジやポール・スキーンズらをはじめとする“大物”の参戦が決まっているアメリカをはじめ、これまで以上に各国代表にMLBのスターが顔を並べている印象がある。それだけに競争力を高める意味でも日本にとって大谷の参戦は大きな影響があるのは間違いない。

 果たして、この先、どれだけの日本人メジャーリーガーが侍ジャパン参戦を決意するか。そのチーム編成への興味は尽きない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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