11月26日、プロ野球の表彰選手が決まるNPB AWARDS 2025が開催される。この日でセ・リーグ、パ・リーグの新人…

11月26日、プロ野球の表彰選手が決まるNPB AWARDS 2025が開催される。この日でセ・リーグ、パ・リーグの新人王、MVPなどが決まる。今回、表彰台に立つスター選手はどの選手になるのか。編集部で表彰選手を予想してみた。

*参加記者:河嶋宗一(『高校野球ドットコム』編集部主筆)、塩澤風太

MVPは佐藤輝明、モイネロの2人が圧倒的活躍

河嶋:まずMVPを決めましょう。セ・リーグはサトテルこと阪神・佐藤 輝明内野手(仁川学院)かなと思います。

塩澤:40本塁打100打点。今年の阪神を象徴する選手でした。投手では村上頌樹投手、無失点記録を続けた石井大智投手がいますが、やはり佐藤選手の安定感はすごかったですね。

河嶋:やはり40本というインパクトは本当に凄い。

塩澤:石井投手は無失点記録を作って、コミッショナー特別表彰を与えられて良かったと思います。

河嶋:パ・リーグはやはりソフトバンクのモイネロ投手ですかね。

塩澤:2位ながら沢村賞をとった日本ハム・伊藤 大海投手(駒大苫小牧)もあるかなと思いましたが、やはりモイネロ投手の貢献度は素晴らしいものがありました。

河嶋:シーズンの活躍を含め、日本シリーズ進出のファイナルステージの快投が素晴らしいですね。シーズン2位の沢村賞をとった例として、14年のオリックス・金子 千尋投手(長野商)の例はありますが、モイネロ投手は防御率1位の1.46、投球回の167を上回る176奪三振と文句つけようのない成績を残しています。ソフトバンクは故障者が多い苦しいシーズンでありましたが、その中でも投げぬいた面は高く評価されているはずです。

セ・リーグは奮闘を続けた中継ぎ左腕に!激戦のパ・リーグから選んだ選手は?

セガサミー時代の荘司投手

河嶋:続いて新人王を予想してみます。まずはセ・リーグはどうでしょう。

塩澤:自分はヤクルトの荘司 宏太投手(駿台甲府)です。中継ぎとしての貢献度はすごいものでした。

河嶋:セ・リーグは中継ぎ投手が活躍しますね。昨年、新人王を獲得した船迫 大雅投手(聖光学院)は51試合、4勝22ホールド、防御率2.37でした。一方で荘司投手は45試合で28ホールド、防御率1.05と素晴らしい成績を残しています。船迫投手と比べると登板数は少ないですが、奪三振数は42.2回を大きく上回る52奪三振です。船迫投手を基準に考えれば、荘司投手のスタッツは新人王を獲得しても文句無しだと思います。

塩澤:こうして成績見ると荘司投手しかいないかなと思います。

河嶋:対抗馬に挙がるのが阪神ドラフト1位の伊原 陵人投手(智弁学園)。今季5勝7敗、110回を投げていて、防御率2.29、WHIP1.09、K/BB3.24と指標も優れている。こうした指標を評価して投票する記者の方もいるかなと思います。

河嶋:激戦になりそうなのは、パ・リーグです。西武・渡部 聖弥外野手(広陵)、楽天・宗山 塁内野手(広陵)、ロッテ・西川 史礁外野手(龍谷大平安)の3名が規定打席に到達しました。それぞれの強みがあり、渡部選手は二桁本塁打(12)を記録していて、西川選手は二塁打がリーグトップ27本、西川選手はリーグ6位の打率.2805、ОPS.699と高水準の打撃指標、ベストナインを獲得した宗山選手は難易度の高い遊撃を守り抜いた高い守備力と一定以上の打撃力の高さがあります。

塩澤:やはり打率上位の西川選手になるかなと思います。

河嶋:新人王は記者からの得票数で決まります。西川選手の二塁打数の多さ。そして後半戦から急激に上昇してきたのは強いインパクトがあります。個人的にはホームランが多い渡部選手の成績が好みですが、離脱が多かったのが痛かった。

 終盤の印象度を考えると、西川選手になる可能性が高いと思います。宗山選手は打率.260、3本塁打と守備が求められる遊撃手ではレベルが高い。実際に守備も安定感がありましたが、西川選手と比べるとインパクトに欠けるかもしれません。

塩澤:日本ハム・達 孝太投手(天理)も面白いかなと思いましたが、この3人と比べるとまだまだな感じがします。

河嶋:一軍定着1年目で8勝2敗、107.2回を投げ、QS率75%、3完投、K/BB4.70、WHIP0.93と指標1つ1つ見ても悪くない。高卒4年目でこれほどのパフォーマンスはすごいです。将来的には15勝〜20勝は狙えるかなと。ただ今回は規定打席到達した西川選手を中心とした野手に投票が集まると思います。ファンの反応を見ると、この野手3人のいずれかを推す声が強いですね。