東京競馬場で11月30日(日)に行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。年内ラストの府中開催を飾る一戦…

 東京競馬場で11月30日(日)に行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。年内ラストの府中開催を飾る一戦には、欧州でG1・3連勝中のカランダガンを迎え、クロワデュノールやマスカレードボールなど豪華メンバーが集結した。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(東京芝2400mの開催に限る)。

■5位 2分22秒4 2009年 ウオッカ

 牝馬ながらダービーを制し、古馬になってからも芝のマイル、中距離でビッグタイトルをつぎつぎに獲得。直前の天皇賞(秋)ではカンパニー、スクリーンヒーローに遅れること3着だったが、GI・6勝の実績も買われ、1番人気に支持された。序盤にアサクサキングスとリーチザクラウンが競り合い、1000m通過は59.0秒のやや速い流れ。直線では差し、追込馬が台頭したが、4、5番手追走のウオッカもしぶとく食い下がり、オウケンブルースリの追撃をハナ差抑えて勝利した。

■4位 2分22秒2 1989年 ホーリックス

 レース3週間前に行われたマッキノンSでG1・3勝目をマークしていたが、オセアニア調教馬がジャパンCで振るわないこともあってか、9番人気と評価は低めだった。そんな声に発奮したのか、レースでは衝撃的な走り。イブンベイが刻む1000m、58.5秒のペースを力でねじ伏せるよう、残り400m地点で先頭に立つと、迫ってきたオグリキャップの追撃を受け止めて、最後はクビ差残して勝利。勝ち時計は当時の世界レコードで、後年にJRAのCMにも使われるなど、日本競馬にインパクトを残した。

■3位 2分22秒1 2005年 アルカセット

 同年のサンクルー大賞でG1初制覇を果たしたが、秋はフォワ賞、英チャンピオンSを連敗。BCターフ出走を目指したが、体調面の問題から回避していた。そんな中で来日したジャパンCでは、3番人気に支持される。タップダンスシチーがけれんみなく逃げ、直線では横に広がっての大激戦。アルカセットは残り1ハロンほどで先頭をうかがうと、外から追ったゼンノロブロイを併せ馬で競り落とし、内から鋭く迫ったハーツクライをハナ差しのぎ、異国の地で2つ目のビッグタイトルをつかんだ。

■2位 2分21秒8 2023年 イクイノックス

 皐月賞はジオグリフ、ダービーはドウデュースに敗れたものの、22年天皇賞(秋)でGI初制覇を飾ると、国内外で破竹の快進撃。有馬記念、ドバイターフ、宝塚記念、ふたたび天皇賞(秋)と5連勝を果たして、ジャパンCに駒を進めた。単勝1.3倍の圧倒的な支持を背負って出走。パンサラッサが1000m通過57.6秒の超ハイラップを刻んだが、イクイノックスは3番手から楽に抜け出し。鞍上が後方を確認するほど余裕の勝ちっぷりで4馬身差の圧勝。その走りはただただ「強い」のひと言だった。

■1位 2分20秒6 2018年 アーモンドアイ

 圧倒的なパフォーマンスで牝馬三冠を達成し、古馬初挑戦の舞台に選んだのがジャパンCだった。それまではたびたび出遅れる場面も見られたが、スタートを決めて内3番手を追走。逃げたキセキはミドルラップを刻んで、後続のスタミナを削ぐ作戦に出たが、アーモンドアイには関係なかった。仕掛けると手ごたえ楽なまま先頭に立ち、1.3/4馬身差を付ける完勝劇。勝ちタイムの2分20秒6は世界レコードとされ、タイムが表示されると東京競馬場の観客席からは驚きの声が多くあがった。