12月9日に2025年度の現役ドラフトが開催される。第4回を迎える今年は新方式の採用が予定され、例年以上に移籍する選手が…

12月9日に2025年度の現役ドラフトが開催される。第4回を迎える今年は新方式の採用が予定され、例年以上に移籍する選手が増える見込みだ。昨年は移籍した13選手中、野手は4選手にとどまったが、今年は野手も多く市場に出てくることが予想される。

 現役ドラフトにおける野手の成功例は、DeNAから中日に移籍した細川 成也(明秀日立)が挙げられる。細川はファームで5度の2桁本塁打を記録するなど、長打力を示していたが、確実性に苦しんだ。和田一浩コーチの指導もあり、新天地で一気に才能が開花した。

 長距離砲は細川のように、きっかけ一つで大化けのポテンシャルを持つ。今年の現役ドラフトにおいて、“ネクスト細川”候補となるファームでくすぶる長距離砲たちを取り上げたい。

 まず、阪神の井上 広大(履正社)が候補に挙がる。1年目から二軍で長打力を示すも、芽が出ず、高卒6年目の今年は一軍出場1試合に終わった。二軍では8本塁打を放ったが、打率.230と確実性に課題を抱える。打球角度は天性の才能だが、コンタクト力に欠け、もどかしいシーズンが続いている。

 中日の4年目・鵜飼 航丞(中京大中京 - 駒沢大)も面白い存在だ。プロ1年目には56試合で4本塁打を放ったが、次第に出番を減らし、今年は30試合、打率.189と苦しんだ。鵜飼の課題は選球眼の悪さにあったが、改善の傾向を示しており、今年は二軍で打率.299、7本塁打、10盗塁の好成績。三振率も年々減少しており、後は一軍で結果を残すのみだ。

 今年はどのような選手が現役ドラフトの対象になるのか、早くも動向に注目が集まっている。